写真で解説する「AQUOS PHONE SH-01D」(2/2 ページ)
4.5インチHD液晶やデュアルコアCPU、防水性能を備えるなど、Xi非対応を除けば“ほぼ全部入り”ともいえるほどの機能向上を果たした「AQUOS PHONE SH-01D」。外観、省エネ機能、UIを中心にチェックした。
ホーム画面のUI(ユーザーインタフェース)は基本的にはSH-12CやSH-13Cを継承しているが、アプリ一覧画面が壁紙の上に透過表示されるようになった。イメージとしてはXperia arc/acro/ray/PLAYのUIに近い。もちろんこれまでのシャープ端末と同じく、画面下部のラインをなぞって素早くページを切り替え、ピンチイン操作でページのサムネイルを表示などもできる。SH-01Dでは新たにフォルダ作成も可能になり、サブメニューの「フォルダ作成」を選ぶか、アプリアイコンを重ね合わせるとフォルダが作成される。ステータスバーからWi-FiやBluetooth、マナーモードなどを設定できるパネルも健在だ。ホーム画面は黒ベースになっているものが多く、より視認性が向上した印象を受けた。
文字入力画面のソフトウェアキーボードも大きく、フリック入力時のキー表示も黒地に白抜き文字で見やすくなった。平仮名や漢字の手書き入力も可能だ(絵文字の手書き入力はできない)。
フォントは「モリサワ新ゴM」「LC明朝」「SHクリスタルタッチ」「Droid Sans」の4種類をプリセット。ディスプレイの高解像度化に伴い、モリサワ新ゴはSH-12Cの「R」よりも太い「M」に変更されている。さらに、SH-01Dでは新たに用意された「フォントマネージャー」アプリから、他のフォントをダウンロードできる。
カメラは画像処理エンジン「ProPix」対応の1210万画素CMOSを搭載。新たに光学手ブレ補正を備え、動画や暗い場所での写真もブレを抑えて撮影できる。UIは従来の「TapFlow UI」から一新し、タッチ操作で大きなアイコンを選ぶシンプルなものに変更されている。TapFlow UIではよく使う機能は大きなアイコンで表示されたが、それ以外の機能は小さく表示されて使いにくい面もあった。動画はHDだけでなくフルHDサイズ(1920×1080ピクセル)の撮影も可能になった。
ROMは2Gバイト、RAMは1Gバイトとなる予定。発表会展示機の本体メモリの空き容量を調べたところ、0.96Gバイトだった。アプリを保存するにはまずまずの容量といえるだろう。
普段使いをしていないので実際の使用感はまだ分からないが、バッテリーの容量アップ、バックライト制御技術やエコ技などの搭載などで、従来のシャープ製スマートフォンよりもバッテリーの持ちは改善されたと考えていいだろう。加えて防水、大型&高精細液晶、デュアルコアCPUの搭載などスペックも大きく向上した。余談だが、スマートフォンの新シリーズ「with」と「NEXT」には、2011年夏モデルも分類されている。その中でSH-12CはNEXTシリーズに含まれている(ドコモのWebサイトを参照)が、SH-01Dがwithシリーズというのは少々不思議な感もある(2眼カメラの有無が関係しているのかもしれない)。Xiに対応しないのが唯一惜しまれるが、SH-01Dは高いスペックと快適な操作性を求める人にオススメしたい。
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