民生DVD機器でも再生できるDVD-VideoフォーマットでDVDを作成する場合には、DVM-L88IU2に付属する「MyDVD 5」と、それに統合された「Sonic Video Editor」を使用する。Sonic Video Editorはムービーを作成できるソフト、MyDVD 5はDVD-VideoフォーマットのDVDタイトルを作成するためのソフトだ。
DVDを作成する場合には、2000/XP環境なら「MyDVD 5」と、それに統合された「Sonic Video Editor」。98/98SE/Me環境なら、「MyDVDA」と「Showbiz」を使用する。「Sonic Video Editorと「Showbiz」は、ムービーを作成するソフトだ。なお今回はShowbizを用いた方法を紹介する。
DVD-Videoフォーマットに記録できるファイルは動画と静止画の画像ファイルで、ShowBizは映像の取り込みから編集、書き出しまでが行える。ドラッグ&ドロップの操作に対応しているので、初心者でも直感的に作業を進めていける。
映像編集の手順を具体的に追ってみよう。まずは編集する素材となる映像(メディア)を読み込む。デジタルビデオやPCastなどのキャプチャ機器から「キャプチャ」ボタンで読み込むこともできるし、ファイルから読み込むこともできる。ファイルを読み込む場合は、ウィンドウ右側の「追加」ボタンをクリックする。
ファイルを選択するダイアログが表示されるので、目的のファイルを表示して「開く」をクリックする。すると、ウィンドウ右側にファイルが登録され、ファイル名が表示される。このアイコンをウィンドウ下側の「メディアをここにドラッグ&ドロップ」と表示されている部分にドラッグ&ドロップする。
ウィンドウ中央にあるスライドバーを調節し、取り出したい映像の開始点と終了点をハサミのマークで指定する。ポイントがうまく決まらない場合は下側のウィンドウでドラッグすると詳細に設定できる。映像を調整したい場合は「補正」ボタンを押して行える。この作業を繰り返してシーンを登録していく。
切り出したシーンのつなぎ目には、さまざまなトランジション(視覚効果)を加えることができる。ウィンドウ下側のシーンとシーンの間にあるアイコンを選択し、ウィンドウ右側のタブをトランジションに切り替えてドロップダウンメニューから効果を指定するだけだ。
映像に文字を追加することもできる。文字を追加する場合は右側のウィンドウのタブを「T」に切り替え、文字を表示させるスタイルを選ぶ。下側のウィンドウをタイムラインに切り替えると文字を表示させるタイミングを指定できる。さらに文字入力ウィンドウが表示されるので、文字を入力して表示色やフォント、大きさなどを設定しよう。
映像編集が終了したら、MyDVDでDVD-VideoフォーマットのDVDタイトルを作成するためにムービーファイルとして保存しよう。DVDタイトルで映像を複数に分けてみられるようにするなら、編集が終わった時点で保存していく。保存する際はMPEG2フォーマットを選ぼう。
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