高性能でスタイリッシュな大画面ノートPCを自分でアレンジできる――LaVie GタイプRX(3/3 ページ)

» 2004年05月27日 19時00分 公開
[土田一彰,ITmedia]
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モバイル時のバッテリーを長持ちさせる電源管理

 LaVie GタイプRXには、モバイルでの使用を考慮して、バッテリーを有効利用するための電源管理ユーティリティも用意されている。

 バッテリー優先またはパフォーマンス優先で4段階に切り替えられるほか、DVDや音楽鑑賞、ワープロでの文書作成等といった利用シーンに応じた設定が可能だ。さらに、ディスプレイの輝度やシステムスタンバイ/休止状態、ディスプレイ電源を切るまでの時間などを細かく指定して、設定をカスタマイズすることもできる。

利用シーンなどに応じて簡単に省電力設定が可能

 また、CPU動作状況を視覚的に確認でき、電力設定を最大に設定可能な「ブーストボタン」も搭載。使用中の電源設定に関係なく、タスクトレイからすぐに呼び出せるので、負荷の高いエンコードなどの作業を行う前に、CPU電力設定を瞬時に切り替えられて便利だ。

パワーブースターで瞬時にCPU電力設定をMAXに

 なお、バッテリー駆動時間は、標準搭載のバッテリーパック(M)で約4.7時間、オプションのバッテリーパック(L)と拡張ベイに搭載するセカンドバッテリーパックを利用すれば、 最大約9.4時間(いずれもPentium M/1.60GHz搭載時)までの長時間駆動が可能となっている。

 標準バッテリーのままでも、たとえば寝室に移動してDVDで映画を一本鑑賞するといったことも充分に可能な仕様だ。このように、外出している時に限らず、室内で場所を移動して使いたいときにいちいちACアダプタを持ち歩かなくてすむのも、長時間駆動のメリットと言えるだろう。

持ち運び可能なメインマシンとして

 今年の春モデルで登場したばかりのRXは、今回の夏モデルでは大幅な変更は見られない。しかし逆に言えば、それだけ完成度が高いということでもあるのだろう。特に、手触りも考慮された外装やスタイリッシュなデザイン、軽量スリムな筐体仕様については高く評価したい。

 さらにLaVie GタイプRXでは、豊富なセレクションメニューにより、仕様を選択して自分好みにカスタマイズできるのがメリットだ。最小構成では、Pentium M/1.50GHz、メモリ256Mバイト、約40GバイトHDD、マルチプレードライブなどを搭載した17万円台のベーシックモデルから用意されている。

 ただし、これまで見てきたように、RXの魅力はメインマシンとして使用できる高性能を搭載しながら、持ち運びも可能であるという点だ。そうした意味では、DVD MultiドライブやトリプルワイヤレスLANなどはできるだけ選択しておきたい。

 構成例としては、CPUにPentium M/1.60GHz、メモリ512Mバイト、約80GバイトHDD、DVD Multiドライブ、トリプルワイヤレスLAN、標準ソフトウェアパックといったあたりが、バランスの取れた仕様ではないだろうか。この場合のNEC Direct価格は25万2420円(5月27日現在。税込み)で、コスト的にも比較的リーズナブルだ。

 ただし、これでは店頭上位モデルと同様なので、さらにLaVie GタイプRX独自の仕様にしたければ、CPUをPentium M/1.70GHzを選択するのもよいだろう。価格は27万3420円(5月27日現在。税込み)となるが、映像や音楽データのエンコードなど、CPU負荷の高い作業も、よりスムーズに行えるはずだ。

 そのほか、ビジネス用途ならオフィスソフトの選択も可能だし、モバイルでの長時間利用を重視するなら、Lバッテリーやセカンドバッテリー搭載モデルも選択できる。それぞれの用途に合わせて、最適な仕様をチョイスしてみてはいかがだろうか。

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