きょうはPentium 4と「nForce4 SLI Intel Edition」で動く「NVIDIA SLI」に驚愕した:チップセット(4/4 ページ)

» 2005年04月05日 23時01分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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サウスブリッジとDDR2-667が効いてくるパフォーマンス

 最後に、nForce4 SLI IEについてマザーボードとしての性能を簡単に見てみよう。ここで比較するのは同じLGA775に対応するマザー向けチップセットとして最新のIntel 925XEを搭載したインテルの「D925XECV2」である。

 同じFSB1066MHzサポートのチップセットであるが、CPUは先のテストで使ったPentium 4 550を採用。HDDとグラフィックスカードの条件もそろえたが、メモリだけはnForce4 SLI IEでDDR2-667を組み込み、D925XECV2では正式サポートの上限であるDDR2-553を同じ容量だけ組み込んでいる。

ベンチマークシステム環境その3
CPUPentium 4 550
マザーボードD925XECV2
メモリDDR2-533/512MB×2ch
グラフィックスカードGeForce 6800GT×2
HDDWD740GD
OSWindows XP Professional +SP2

PCMark04(Build 1.3.0) Score

PCMark04 Video Compression

Sandra2005「CPU Arithmetic Benchmark」

Sandra2005「CPU Multi-Media Benchmark」

Sandra 2005「MemoryBandwidth」「Cache&Memory Benchmark」

Business Disk WinMark 99&High-End Disk WinMark 99

 ベンチマークの結果を見てみると、メモリ関連の項目とHDD関連項目で両者の結果に差が出ているのがすぐに分かるだろう。とくに大きな差となっているのが意外にもHDD関連項目。使用しているドライブがともに同じWD740GDなので、この差はチップセットのインタフェース制御周辺が影響していると考えていい。

 PCMark04のHDDではnForce4 SLI IEが文句なしに優勢であるが、WinbenchのDisk WinMarkをみるとBusinessとHigh-endで優劣に違いが見られる。Businessで優位のnForce4 SLI IEであるが、High-endでは圧倒的にIntel 925XE(ICH6)が優勢。

 シークタイムなどのディスクアクセスのパフォーマンスが影響するBusiness Disk Winmarkに、インタフェース規格やキャッシュ用バッファサイズなどのデータ転送関連のパフォーマンスが影響するHigh-end Disk WinMarkであるが、HDDが同じある今回のテストでは、こまめなデータ転送の制御が得意なnForce4 SLI IEと大量なデータの一括転送制御が得意なICH6という両者の特性がベンチマークの結果に影響しているのだろう。

 nForce4 SLI IEにおけるメモリ関連のパフォーマンスが優れているのはDDR2-667のおかげ。同じCPUを使っているためSandraのCPU関連のデータはほぼ横並びだが、PCMark04のCPUテストでnForce4 SLI IEが上回っているのは、FSB周辺の性能の違いが影響していると考えられるだろうか。

 価格帯が同じCPUで比較した場合、NVIDIA SLIで発揮されるパフォーマンスはほぼ互角。そしてインテルのLGA775対応マザーボードとしてはインタフェース周りの性能とDDR2-667のサポートでIntel 925XEに対して優位性を示したnForce4 SLI IE。

 LGA775対応CPUを使っているユーザーが3Dゲームのパフォーマンスを向上させたいなら、nForce4 SLI IE搭載マザーはいい選択肢となる。NVIDIA SLIを使うためにイチからPCを構成するなら、メモリのコストでAthlon 64とnForce4 SLIの組み合わせを勧めるかもしれないが、それもPC3200に対応したnForce4 SLI IE搭載マザーが登場したらそれもいえなくなる。

 昨年末から今年にかけて注目されてきたNVIDIA SLIのプラットフォームとして唯一の選択肢だったAthlon 64であったが、nForce4 SLI IEの登場でPentium 4も有力な存在となったことは、まず確かなことだろう。

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