デル・テクノロジーズは5月29日、最新のAMDプロセッサを搭載したノートPC「Dell 14S」「Dell 16S」「Dell 15」を発売した。最小構成の価格は、それぞれ21万9000円、24万5000円、15万円からとなっている。
同日に開催された発表会には、デル・テクノロジーズの松原大氏(ジャパンコンシューマー&リテール アソートメントプランナー兼コンサルタント)が登壇し、製品ポートフォリオの再編について説明した。
新ブランドとなる「Dell Sシリーズ」の「S」は「Slim(スリム)」を意味しており、従来の「Dell Plus」シリーズを継承/刷新する位置付けとなる。
同シリーズの第1弾として、14型(1920×1200ピクセル)有機ELディスプレイを搭載した「Dell 14S」と、16型(2880×1800ピクセル)のタッチ対応有機ELディスプレイを搭載した「Dell 16S」が登場した。
最大の注目ポイントは、プロセッサに最新の「AMD Ryzen AI 5 430」および「AMD Ryzen AI 7 445」を採用した点だ。これらは最大50TOPSのAI処理性能を誇るNPUを内蔵し、Microsoftが提唱する「Copilot+ PC」の要件に準拠している。
Dell 14SとDell 16Sの主な違いは、ディスプレイのサイズ、解像度および輝度の3点に集約される。
Dell 14Sは、輝度300ニト、DCI-P3色域カバー率100%をクリアした14型(1920×1200ピクセル)のOLEDパネルを採用している。画面はタッチ非対応の非光沢、またはタッチ対応の光沢Gorilla Glassの2種類から選択できる。
一方のDell 16Sは、輝度400ニト、DCI-P3色域カバー率100%の16型(2880×1800ピクセル)OLEDパネルを搭載。こちらはタッチ対応の光沢Gorilla Glassのみの展開となる。
なお、両モデルともに最大32GBの高速なLPDDR5X-8000MTデュアルチャネルオンボードメモリを搭載する。
松原氏は「Copilot+ PCの駆動には高い処理能力が求められるため、メモリも非常に高速なタイプを用意した。最小構成は16GBだが、用途に応じて最大32GBまで選択可能だ」と解説した。
スリムなボディーながら、USB4(Type-C)を2基備える他、USB Standard-A(USB 3.2 Gen 1)を2基、HDMI 2.1出力ポート、3.5mmイヤフォンジャックを搭載するなど、優れたインタフェースと高い実用性を両立している。
松原氏は「プレミアム向けのXPSシリーズでは薄さを極限まで追求したためにUSB Standard-Aポートを省いたが、Dell Sシリーズではわずかに厚みを持たせることで、同ポートの搭載を実現した」と明かした。
さらに、プロセッサにAMD Ryzen AIシリーズを採用したことで、バッテリー駆動時間も大幅に向上した。14Sの公称値は最大34時間におよび、松原氏も「動画のストリーミング再生時は18時間となるが、モバイルノートPCとして極めて優れたバッテリー性能を確保できた」と自信をのぞかせた。
両モデルともバッテリー容量は70Whで、65W出力のUSB PD(Power Delivery)に対応したType-C充電器が付属する。
カラーバリエーションは、Dell 14Sの非タッチモデルが「フロストブルー」、タッチ対応モデルが「セレスティアルブルー」の2色。Dell 16Sはセレスティアルブルーのみの展開となる。また、両モデルともWindows Helloの顔認証機能を備える。
本体サイズはDell 14Sが約314.0(幅)×226.15(奥行き)×15.3(高さ)mm、重さが1.46kg。Dell 16Sは約356.8(幅)×251.4(奥行き)×15.3(高さ)mm、重さは約1.81kgとなっている。
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