では、まずHDDメディアプレーヤーとしての機能を見ていこう。
DVD+LANタイプのネットワークメディアプレーヤー製品の場合、DVDドライブは「あっても別に困らない」といった意味合いで考えるユーザーも多いと想定されるが、本製品の場合は確実にHDDを内蔵させて活用したいと考えるユーザーがほとんどのはずだ。
HDDメディアプレーヤーとして特徴的なのは、やはりFAT(12)/FAT16に加えてNTFSをサポートすることだ。4Gバイト以上の容量のファイル再生や複数パーティションにも正式に対応しており、Windows XP/2000で利用していたHDDをそのまま組み込んでアクセスすることもできる。一応制限とされているのは1パーティション250Gバイト以下での使用が推奨されていることくらいだが、現状ではさほど大きなデメリットとはならないだろう
ちなみに筆者手持ちの250Gバイトと300GバイトのHDDを組み込んでみたが、300GバイトHDDでもまったく問題はなかった。300GバイトHDDをまるまる1パーティションで構成し、250Gバイトのダミーファイルを生成。残りの部分、つまり250Gバイト超となる領域に動画ファイルを記録したり、再生を行ったりしてみもしたが、問題なく動作した。
またパーティションも最大4つ(基本区画2つ、拡張区画に論理ドライブ2つ)作成してみたが、どのパーティションへもアクセスは問題はなく行えた。パーティション構成にそれほど厳しい制限はなさそうだ。
後編では、ネットワーク経由でLAN内PCにあるファイルを再生できる「ネットワーク再生機能」やDVD-VideoのISOイメージやVOBファイルの再生機能などをよりじっくりチェックしていきます。
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