初代「Harpoon」のヒゲ親父にキュン勝手に連載!「レトロ“PC”ゲームが好きじゃー」(5/5 ページ)

» 2005年11月04日 22時41分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4|5       

いまだ現役たる「Harpoon」

 と、Virtual PCを導入して苦労の末に動作させた初代Harpoon。が、しかし。実はWindows XPでもHarpoonは動作する。初代Harpoon系列の最終進化形「Harpoon Classic 97」が出版され、これがWindows XP上でも動作することが確認されているのだ。

 初代Harpoonが登場したとき、ゲームの進行は遅々として進まなかった。ゲームに登場するユニットの数が増えるにつれゲームの1秒が実際の5〜数十秒かかるなど、「これじゃ、別な意味でリアルタイムじゃないね」とぼやいていたユーザーも少なくなかった。当時のPCのパフォーマンスが低かったこともあって、「将来高速のPCが出現すればこの問題も解決する、と思われていたのだが……。

 初代Harpoonは高速のPCが登場してもたいして速くならなかった。プログラムの構造に問題があったためで、Harpoon Classic 97では内部のブラッシュアップも進み、ゲームの処理はずいぶんと高速化され、動作も安定している。

 詳しくは先に紹介した大塚好古氏のWebページでも説明されているが、これまでに登場した膨大なシナリオや、データベースの修正などもHarpoon Classic 97には反映されている。日本の中古市場(ショップやオークションなどで)でも見かける機会が意外と多いので、購入できる可能性も高い。

 さらに、ベースプログラムが登場して十余年が過ぎ、開発元、出版元がことごとく消滅した現在においても、当時の一部デザイナーとユーザーによって、新しいパッチとシナリオがWebサイトで供給され続けている。Fleet Command、Dangerous Watersと新タイトルが登場するなか、いまだに現役の現代海戦ウォーゲームとして存在し続けているのは驚愕!でもある。

 ただし、長い時間をかけて改良されてきたHarpoonは、なぜか、かたくなに「太平洋」をBattleSetに加えてこなかった(それはトム・クランシーとラリー・ボンドが極度の日本嫌いだから、という説も語り継がれているが)。

 「海上自衛隊はどうなのよ」といった疑問から、Harpoonではサポートされていない、より細かなオペレーションの再現などなど、ユーザーからの要求を反映するべく登場したのが「Harpoon II」である。次回はこの「大バク喰いのメモリ喰い」ゲームをVirtual PCで動かしてみよう。

初代Hapoonの最終進化形「Harpoon Classic 97」はDOSバージョンでは固定だった各ウィンドウのサイズが可変になり、ツールバーも設けられるなどインタフェースが改善された。これまでに発表された膨大なシナリオが収録されているのもゲーマーにとってポイントが高い

予告代わりに「Harpoon II Admiral's Edition」のCD-ROM。知る人ぞ知る「幻のHarpoon II最終版」である
前のページへ 1|2|3|4|5       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月22日 更新
  1. 2026年版Surfaceはどうなる? 正面衝突を避けるMicrosoft、10万円切り「MacBook Neo」対抗への秘策はあるか (2026年04月21日)
  2. ノートPCの拡張性を大幅に向上、デスクトップ並みの環境を構築できる「UGREEN Revodok Pro 314」が43%オフの1万2590円に (2026年04月20日)
  3. エレコム、Type-Cドック機能を備えたアルミ製タブレットスタンド (2026年04月21日)
  4. Windows Serverに「帯域外更新」 4月更新の適用で「ドメインコントローラー」が繰り返し再起動する事象を受けて (2026年04月20日)
  5. ジョブズ氏の帰還からAI時代へ――Appleが描く「パーソナルAI」の未来は原点回帰なのか (2026年04月20日)
  6. レノボ、27.6型スクエアディスプレイを搭載したCore Ultra搭載一体型デスクトップなど2製品 (2026年04月21日)
  7. ASRockの白黒マザーやMSIの“けがをしにくい”Ryzenマザーがデビュー! 保管注意の「貼るグリス」も (2026年04月20日)
  8. 1台で高画質4Kと高速リフレッシュレートを使い分けられる「Dell Alienware 27型 AW2725QF-A」がセールで4万9880円に (2026年04月20日)
  9. HTCのAIスマートグラス「VIVE Eagle」、約8万円で4月24日に日本発売 (2026年04月21日)
  10. 「REGZA」ブランドからワイヤレスイヤフォン登場 国内初の「RGB Mini LED搭載液晶TV」も追加投入 (2026年04月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年