キー配列は日本語レイアウトの108キー仕様。「Delete」キーが縦に長く、十字キーが「右Shift」「右Ctrl」に食い込んでいるという箇所を除けば一般的なレイアウトだ。「Windows」キーから「アプリケーション」キーはやや小さく、「F1」〜「F12」、「Insert」、「Scroll Lock」「Print Screen」「Pause/Break」キーは縦が若干詰まった感じとなっている。同社のコードレスモデルのラインアップでは、しばしばこうしたデザインが採用されている。
メディアコントロールボタンは基本108キーとは別領域に独立されており、右側に再生・音量調整など音楽・映像アプリケーション向けのボタンが、左側はズームや回転など写真向けボタンがレイアウトされている。
この中でおもしろいのは「Shuffle」ボタンだ。このボタンを押すことにより、Windows Media Playerでプレイリストの「ランダム再生」をワンタッチで行ってくれるものである。
なお、Windows Media Playerで機能するのは当たり前だが、アプリ割り当てによりiTunesでも利用できることも確認できた。しかしズームと回転機能に関しては、Windows XP標準の「画像とFAXビューア」では利用できるが、そのほかのアプリケーションでは(ショートカットの違いなどにより)初期設定では機能しないのでユーザー自身で設定を工夫する必要がある。
メディアコントロール系ボタンのほかに「F(ファンクション)ロック(Mode)」キーという各種アプリケーションの起動や操作を手助けする機能も搭載される。Fロック(Mode)キーはF12とInsertキーの間に独立して配置され、通常のファンクションキーによる機能か操作拡張機能かを切り替えられる。
たとえば操作拡張機能モードでは、F1キーでバッテリー残量の表示、F2でワープロソフト、F3で表計算ソフト、F4でプレゼンソフトという感じでワンタッチ起動ができる。これらはもちろん、付属ユーティリティ「SetPoint」にて自由に設定をカスタマイズすることもできる。
このSetPointによるファンクション割り当て機能に注目してみると、デフォルトである「規定のタスク」のほか、Webページを開く、プログラムの起動、ファイル・フォルダを開くといったもののほか、キーストロークの割り当て(Ctrl+Nといったショートカットキーの登録)や、Webカメラ、カレンダー、コントロールパネルといった少々特殊なアプリケーションへの割り当ても可能となっている。
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