ハイエンド志向の自作PCユーザーの間で昨年から待ち望まれていたIntel 975X Expressチップセット搭載マザーボードが、今週の水曜日に登場した。第1弾はギガバイトの「GA-G1975X」で取材当日の金曜時点での在庫は少数。価格は3万円前後。
GA-G1975Xは、CPUソケットの上下に独自の冷却システム「Turbojet Technology」を搭載しメモリやコンデンサ、CPUの熱を効率よく排気できるというシステムの搭載も特徴の1つだ。チップセットにIntel 975Xを採用したことでCrossFire構築にも対応する。2基のPCI-Express x16スロットのレーン分配を変更して、1枚のグラフィックスカードに描画用の16レーンすべてを割り当てることもできる。
製品 | ギガバイト「GA-G1975X」 |
入荷ショップ | |
俺コンハウス | 2万8800円 |
パソコンショップ・アーク | 2万9600円 |
フェイス秋葉原本店 | 2万9770円 |
ワンネス | 3万600円(売り切れ) |
続いて、金曜にはASUSから「P5WD2-E PREMIUM」が登場した。こちらも在庫はやや少数で、価格は3万2000円弱となっている。
P5WD2-E PREMIUMは、同社のIntel 975Xマザー「P5WDG2-WS」の下位モデルにあたる位置付けだ。ボードの裏面に吸熱性能に優れた特殊素材を貼る「Stack Cool2」という冷却システムを採用しており、マザーボード自体に熱を低減させる仕組みが備わっている。
2製品を入荷したパソコンショップアークは「ハイエンド志向のユーザーに好評です。CrossFire目的での問い合わせはまだないですが、それ目的のユーザーも多いと思いますよ」と話す。
製品 | ASUS「P5WD2-E PREMIUM」 |
入荷ショップ | |
フェイス秋葉原本店 | 3万1470円 |
パソコンショップ・アーク | 3万1480円 |
また、ギガバイトからは4基のPCI-Express x16スロットを搭載するユニークなマザー「GA-8N-SLI Quad Royal」も水曜に登場している。価格は2万9000円前後で、在庫は少数だ。
GA-8N-SLI Quad Royalは、nForece4 SLI Intel Editionチップセットを搭載し、4基のPCI-Express x16スロットを備える。備わるPCI-Express x16全部を使うと、最大8画面のマルチディスプレイが構築できる。チップセットにnForce4 SLI X16を搭載しており、2組のSLIも構成できる。
入荷したクレバリー1号店は「個人で8画面を使うことはほぼないでしょうが、チャレンジのしがいはありますよね(笑)。また、法人向けとして宣伝用ディスプレイに表示するといったニーズにも対応できそうです。そう考えると非常にコストパフォーマンスの高い製品といえますね」という。
ちなみに複数のショップで聞いた噂によると、ハード的には4個のGPUで1組のSLIを構成する“Quad SLI”(関連記事参照)も構築できる可能性があるという。某ショップは「ハード的には可能です。ベータでも有志による非公式ドライバがあれば、もしかしたら動作するかもしれません」とのことだ。
製品 | ギガバイト「GA-8N-SLI Quad Royal」 |
入荷ショップ | |
パソコンショップ・アーク | 2万8600円 |
ワンネス | 2万8800円 |
クレバリー1号店 | 2万8822円 |
フェイス秋葉原本店 | 2万8970円 |
高速電脳 | 2万9300円 |
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