「Carriers at War」でYAMATOは沖縄の海に逝く勝手に連載!レトロ“PC”ゲームが好きじゃー(4/5 ページ)

» 2006年02月17日 23時34分 公開
[ITmedia]

 艦隊指揮官の立場を想定してしているCarriers at Warにおいて、ゲーマーが指示できることは「1艦1機、爆弾1発魚雷1本」といった細かいことではなく、あくまでも大まかな「作戦指導」となる(初代Carriers at Warが登場した当時のコンピュータの性能を考慮して、ゲーマーができることを制限して行っていたゲームデザインをそのまま継承しているのいうのが本当かもしれない)。

 その分、ゲームで何が起こっているのかゲーマーに分かりにくいという一面もCarriers at Warにはある。空母の艦上機に攻撃命令を発したとき、攻撃隊が発艦を終了するまでの時間は空母の航空機運用能力と攻撃隊の機数によってある程度推測できる。指揮官はその時間と敵襲のタイミングを照らし合わせたうえで攻撃命令のタイミングを決定する。

 しかし、Carriers at Warでは、空母が持っている運用能力や1ターンあたりにどれだけの航空機が状態を変更できるのかといった基本データについてマニュアルで説明されていない(攻撃隊を編成する画面で攻撃隊が目標に到達する予想時刻と戻ってくる予想時刻が表示されるが、これには発令してから攻撃隊が発艦するまでに要する時間は含まれない)。

 ゲーム中に「Info」情報から各航空隊の機数を追いかけていくと、「日本の空母で1つの航空隊が状態を変更できる機数は1ターンあたり3機。空母1隻から発艦と着艦できる機数は1ターンあたりあわせて10機」であることなどがようやく分かるが、ボードウォーゲームやCARRIER STRIKEが明確に状況を把握できることと比べると、ゲーマーはなんとも「もどかしい」思いをすることになる。

 ただ「情報が不明確」であることは、指揮官の戦況判断に影響を及ぼす重要な要素でもある。このことをよく示すのが「戦果報告」だ。Carriers at Warでは敵味方の戦況を表示する画面が用意されている。ここで敵の戦況を表示すると敵に与えた損害が分かるわけだが、実をいうとここに示されるデータは「攻撃隊指揮官が報告した戦果」であったりする。

 シナリオが終了してようやく正確な戦果を知ることになるのだが、ゲーム中に「空母2隻撃沈っ」と報告されていたのに、終わってみたら「沈めた空母は1隻だけ」と表示されると、まるで珊瑚海海戦の日本軍みたいにゲーマーはずっけこることになる。

第2次ソロモン海戦のシナリオで「敵空母2隻撃沈1隻大破で日本軍優勢」と報告されたので全部隊を撤収したら、現実は「沈んだ敵空母は1隻のみ。ほか2隻も損害軽微で引き分け」でがっくりすることになる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月22日 更新
  1. Gemini搭載PC「Googlebook」ついに予約開始へ/Anthropic CEOのAI開発減速提言 (2026年09月20日)
  2. モバイルCPU採用のデスクトップPCからデュアル水冷G TUNEまで――過去最大級ブースで魅せたマウスコンピューターの「本気(マジ)」を軣社長に聞く (2026年09月20日)
  3. アイリスオーヤマ、ワイヤレス充電にも対応したエントリー15.6型Androidタブレット (2026年09月18日)
  4. NAND高騰時代を乗り切る「失敗しないSSD選び」とは? TGS2026でキオクシアなどストレージメーカー5社の戦略を追う (2026年09月20日)
  5. 25万以上が訪れるも異例の幕切れとなったTGS2026 MSIのゴッホコラボPCから手軽な配信アプリまで、会場で見つけた注目製品をレポート (2026年09月21日)
  6. PCのストレージ不足解消と高速化に役立つ「キオクシア 2TB 内蔵SSD SSD-CK2.0N4B/R」がセールで10%オフの5万8480円に (2026年09月20日)
  7. 通勤とジム通いを両立できるバックパック「マムート セオン トランスポーター 25」がセールで40%オフの1万4413円に (2026年09月20日)
  8. 令和の世に“新作”と共によみがえった「NEOGEO AES+」の実機に触れる ASICを再設計して高い互換性を実現 (2026年09月19日)
  9. 液晶ポリマー採用のSudokoo製ファンやSANDISK新SSD「Optimus」がアキバに上陸! ゲーミングデバイス「AIM1」など新顔多数の秋連休アキバ (2026年09月21日)
  10. 会議の議事録やメモを効率化できる「iFLYTEK AINOTE Air 2」が1万6000円引きで販売中 (2026年09月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー