一太郎でマスターする、人を納得させる文書作成のテクニック(4/6 ページ)

» 2006年02月20日 00時00分 公開
[粕川満,ITmedia]
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内容も大事だが仕上げも大事

 翌朝、出社すると先輩からのメールが入っていた。午前中は打ち合わせなので移動中にリポートは見ておくとのこと。

 昼休みに阿波尾鶏のソテーを食べて戻ると先輩が自分の席にいた。おそるおそる近づいて聞いてみる。

「今度のは、ど、どうでした?」

 思わず舌がもつれる。

「うん、かなりよくなったよ。だけど……」

「だ、だ、だけど何か?」

「報告書ってのは知らない人に読んでもらうための文書なんだから、見やすさやわかりやすさも大事なんだよね。内容はこれでいいと思うけど、シェアの比較なんかの表はグラフにしたほうがいいね。それから、一工夫として、中国語の地名や人名には読みも入れた方がわかりやすいかもしれない。一太郎なら文字の上にルビを振るのも得意だし」

ビジネスにも活用できる高度なふりがな機能

 国産ワープロならではの一太郎の特長として、高度なふりがな機能が挙げられる。一太郎2006では、単純に漢字の上にふりがなを付けるだけではなく、ATOK2006との連携により漢字1文字単位でルビを振ったり(モノルビ)、単語全体に均等に配置したり(グループルビ)、ひらがなではなくカタカナで振ったり、あるいは文書内または選択範囲内にあるふりがなの書式を統一するなど、きめ細やかなふりがな機能が搭載されている。

一太郎2006では、ふりがなをカタカナで振れるようになった

 ふりがなというと、小・中学校や出版関係など特殊な用途だけに使われるものと思いがちだが、読み方がわからない漢字へ読みを振る機能と考えれば、韓国・中国などの人名や地名を現地読みするケースが増えている昨今では、ビジネスなどでも意外と活用する機会があるかもしれない。

 根本的な問題ではないようなので、ホッとした。言われてみれば、なるほど知らない人が読めば確かにわかりにくいかもしれない。こんどこそ最後の作業とばかりに張り切ってグラフを作り、貼り込む。ルビを振るために中国語読みを調べるのにちょっと苦労したが、英語の読みを手がかりになんとかルビをつける。

 すべての修正が終了し、これ完璧! 先輩に確認してもらうためにメールを送ったが、返事を貰うのももどかしいので、直接行って感想を聞く。

「ん〜、いいんじゃない。でもね……」

「ま、まだあるんですかぁ?」

 涙が出てきた。

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提供:株式会社 ジャストシステム
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年3月19日

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