ファイヤーランチャーは、戦闘機などのスロットルレバーがイメージできるアプリケーション起動のためのランチャー機器となる。7段階に調整可能なレバーに、左右/前面にそれぞれ2個/3個、計5個のボタンを備えている。価格は3990円。
たとえば、右手親指でグリップ左側にあるボタンを押しながらレバーを手前に倒すと「発進ーーー」といった効果音と演出ムービーが流れ、設定アプリケーションが起動する。そして、レバーを奥に戻すと終了するといった操作が行える。ほか「兵器のエネルギー量をコントロールする」というイメージにて、レバー操作でボリューム調整やディスプレイ輝度調整などの操作も行えるようになっている。
レバーは7段階に調整可能だが、もっと細かい目盛りが付いている。
「だって、かっこいいでしょ」
ストームブラスターは、攻撃用兵器をイメージしたUSB駆動タイプの扇風機となる。モーターを内蔵し、PC側操作にて防御スクリーンカバーの開閉やファンの左右位置調整、そしてファン回転数(強/弱/オフ)をコントロールできる。こちらも動作時の演出ムービー変更や、アプリケーション起動などと連携して動作させることもできる。価格は5985円。
説明には「竜巻を起こして風を原子レベルで衝突させ、50キロ先まで攻撃できる」とある。
「あ、気がつきましたか? 原子を衝突させるって、核(略)……。あはは、ありえないですね」
これら4モデルの筐体素材や基本色は、ほぼこれで確定となる。写真にある黒/黄柄のものや、ボタン部の赤い部分はシールとして複数色を用意し、ユーザー自身が自分で貼ることになる。
理由は単純だ。色を塗り替えたり、好みのステッカーチューンを行うなど「自分の好きなように空間づくりをして欲しい」からである。付属シールには「Warning!」や放射能標識/バイオハザード柄のような、“それらしい”パターンのものも用意する予定となっている。
ちなみにシリーズ第1弾をすべて(グリッターパネルは連結が可能な4基すべてを)揃えると、USBポートが7基必要となる(ストームブラスターは電源容量確保のために別系統のUSB端子2基を要する)。単体では基本的にUSBバスパワーにて駆動するが、1台のPCにすべて接続するのはやや困難。そのため、専用のUSBハブの発売も予定されている。詳細はまだ未定ということで実物を見ることはできなかったが、おそらくは「空間演出」を崩さないデザインと機能を備えて登場することだろう。
もう1つ重要なポイントは、ユーザーコミュニティの一環としてこれら仕様の公開が予定されていることにある。自分でアプリケーションが組める人向けにAPIもすべて公開するという。
ほかに、各アプリケーションごとにマクロで連動できるようにするソフトウェアも開発中である。現在、発売時に用意できるかどうかの検討段階だそうだが、例えば、ファイヤーランチャーからストームブラスターを動かしたり、グリッターパネルに何かを表示させるといったようなことから、ネットワーク経由で外部から指示できるような、シリーズ全体をコントロールできるものとなる。
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