レビュー
» 2006年06月22日 17時30分 公開

究極のCD-RWドライブ「Premium2」は本当に“究極”か (3/4)

[坪山博貴,ITmedia]

高速データ書き込み時もグラフで見ると確かに違う、その品質

 では書き込み品質がどのくらい違うのか、同社製の記録型DVDドライブ「PX-755A」(レビュー参照)と比較をしてみよう。DVDとCD書き込み双方に対応する同社のメインストリームモデルに対し、CD記録専用となる本機とでどのくらいCD記録のクオリティが異なるのか、そして今あえてCD-RWドライブをこだわって購入する理由があるかどうかの判断材料にもなるはずだ。

 テストは、それぞれのドライブでデータ用推奨メディアとなっている太陽誘電製の700Mバイトメディアを用いて、データの高速書き込みで比較する。付属ユーティリティツールである「PlexTools Professional V2.33」の“Write Transfer Rate Test”にて、Premium2は52倍速、PX-755Aは48倍速のそれぞれ最高速でメディアいっぱいにデータを書き込み、「C1/C2」エラーと「Beta/Jitter」の測定機能で検証している。

photophoto C1/C2エラーの測定結果。画像左がPremium2、画像右がPX-755A

photophoto ジッターの測定結果。画像左がPremium2、画像右がPX-755A

 C1/C2エラーに関してはどちらもC2エラーはなく、書き込み速度を考慮すれば双方極めて優秀だ。ただしジッターに関しては明らかにPX-755Aが高めで変動も大きく、ジッター変動とC1エラーの集中している部分がかなり連動していることが読み取れる。

 Premium2のC1エラーは最大でも「14」と極めて優秀で、ジッター変動も全域で極端に変動している部分がない。PX-755AもC1エラーはまったく問題ないレベルだが、外周寄りで大きなジッター変動が見られる。C1エラーの集中もジッター変動に連動しているようだ。

 次はそれぞれのドライブで作成したディスクを、他方のドライブで読み取る検証。PX-755Aで作成したものをPremium2で、およびその逆で読み出している。

photophoto 画像=左:Premium2で記録し、PX-755Aで読み取ったC1/C2エラーの測定結果 画像=右:PX-755Aで記録し、Premium2で読み取ったC1/C2エラーの測定結果

photophoto 画像=左:Premium2で記録し、PX-755Aで読み取ったジッターの測定結果 画像=右:PX-755Aで記録し、Premium2で読み取ったジッターの測定結果

 Premium2で書き込んでPX-755Aで読み取る場合、C1エラーが10%程度増加し、ジッターは内周部が高めだが外周部に向かって低下する傾向が見られた。しかしC1エラーは最大でも「14」と先のテスト時と同じで、ジッター変動は右肩下がりが特徴的だが大きな変動はやはり少ない。対してPX-755Aで書き込んでPremium2で検証すると、外周部で一気にC1エラーが増加し(ただし読み出しエラーは発生していない)、C2エラーも検出されることが分かった。

 ジッターもPX-755Aで記録すると、変動幅こそ先のテストの読み書き時より小さめだが全体に高い。最外周部に近い位置でC2エラーが発生し、ジッターは先のテスト時と同位置にピークがある。PX-755Aは外周部の読み出し能力が高いという見方ができるが、これは、よりシビアなDVDの読み出しに対応する関係で、それほど不自然ではない。ここで重要なのはPremium2で書き込んだメディアは、やはりジッターが低めで変動幅も小さく、読み出すドライブを選ばない傾向があるということだ。

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