“PCパーツ×洋ゲー”のコラボショップが、アキバにじわっと増加中週末アキバPickUP!(2/4 ページ)

» 2007年03月04日 12時00分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

TDP 45ワット版のAthlon 64 3800+/3500+が登場

「Athlon 64 3500+(TDP 45ワット版)」(左)と、「同3800+(TDP 45ワット版)」(右)

 今週の水曜日、TDPが45ワットまで下げられたAthlon 64 3800+と3500+が複数のショップに入荷した。価格は3800+が1万3000円前後で、3500+は1万2000円前後。在庫はともに潤沢だ。

 新しい3800+と3500+は製造プロセスが90ナノメートルから65ナノメートルに短縮化されており、従来モデルに比べてTDPが17ワット下がっている。動作クロックとキャッシュ容量は変わらず、3800+が2.4GHzで512Kバイト、3500+が2.2GHzで512Kバイト。

 多くのショップで人気はまずまずという。入荷したあるショップは「低消費電力タイプはエントリーモデルのほうが動きがいい。Athlon 64 X2よりもよく売れるかも」と、好調を期待すると同時に、Athlon 64シリーズを廉価シリーズ扱いしていた。

 AMDの場合、Athlon 64の下にSempronシリーズが用意されており、1万円強から数千円の価格で提供している。しかし、Sempronは自作市場ではあまり支持を得ていない様子だ。T-ZONE.PC DIY SHOPは取り扱いをストップしており、パソコンショップ・アークは常時取り寄せで対応している。ツートップ秋葉原本店は「AMD製CPUを購入するユーザーは自作中・上級者が多く、性能の低いSempronを買う人はほとんどいません。数千円のエントリーCPUはCeleron Dのシェアが圧倒的」と語る。

 一方、インテルは中間ラインであるPentium DとPentium 4が、ほとんど売れていないとの声もある。T-ZONE.PC DIY SHOPは「結局、メインストリームとエントリーの二段構成が1番よいのでしょう。実際、Core 2 DuoとAthlon 64 X2の下は、CPUに1万5000円程度出せる人がAthlon 64を選び、1万円以下ならCeleron Dを選ぶというすみ分けが何となくできているようです」とコメントしていた。

インテルのエントリー層で人気がある7000円前後のCeleron D 347と、0ステップモデルのみよく売れるという1万円前後のPentium 4 641(写真=左)。0ステップのPentium 4 641はプロダクトコードの末尾が「SL9KF」となっている(写真=中央)。パソコンショップ・アークのIntel製CPU価格表(写真=右)
製品名:AMD「Athlon 64 3800+(TDP 45ワット版)
入荷ショップ
ドスパラ秋葉原本店1万2280円
TSUKUMO eX.1万2420円
T-ZONE.PC DIY SHOP1万2579円
BLESS秋葉原本店1万2580円
クレバリー1号店1万3618円
パソコンショップ・アーク1万3800円
ツートップ秋葉原本店1万3980円
製品名:AMD「Athlon 64 3500+(TDP 45ワット版)
入荷ショップ
ドスパラ秋葉原本店1万1480円
TSUKUMO eX.1万1800円
T-ZONE.PC DIY SHOP1万2054円
パソコンショップ・アーク1万2400円
ツートップ秋葉原本店1万2480円

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