PC USER Pro

「LANDISK Home」の中身を覗いてみた

» 2007年04月17日 23時00分 公開
[後藤治,ITmedia]

 アイ・オー・データ機器は4月17日、家庭向けNAS製品「LANDISK Home HDL4-G」シリーズを発表した。HDD容量別に2モデルが用意されており、実売予想価格は、1Tバイトの「HDL4-G1.0」が7万円前後、2Tバイトの「HDL4-G2.0」が12万8000円前後。ともに4月末から出荷される予定だ。

 LANDISK Homeは、3.5インチHDDを4台内蔵するLAN接続型HDD。同社のNASには、家庭向けのシングルドライブモデル「HDL-F」シリーズから、法人向けの「HDLM-GWIN」シリーズまで、複数のモデルがラインアップされているが、このLANDISK Homeは、RAID機能を備えた家庭向けの高機能モデルとして投入される。

同社のLAN接続型HDDラインアップ(写真=左)

 LANDISK Homeの特徴は、法人向けの色合いが強かった「HDL-GT」や「HDL-GTR」から、(家庭には)オーバースペックな部分を省き低価格化を図ったうえで、ホームユースに特化したコンテンツサーバー機能を実装した点だ。

 例えば、LANDISK Homeに搭載されるRAID機能はRAID 5(パリティ付きストライピング)だけで、RAID 1(ミラーリング)には対応しない。また、独自のカートリッジシステム「Relational HD」を採用しておらず、ホットスワップにも非対応となっている。効率の悪いミラーリングや、システムを停止せずにHDD交換を行うホットスワップなどは、一般家庭での運用においてはそれほど利用されないという判断なのだろう(なお、4台のHDDを1台の仮想HDDとして扱うスパニングモードは残されている)。

 その一方で、ホームサーバー用途向けには、DLNAやデジカメコピーなどに加えて、新たにiTunesServer機能が加わった。また、各種設定や操作性が見直され、LANDISK Home内に保存した動画や音楽、画像の各コンテンツを、より簡単にネットワーク上の対応機器から再生できるようになった。

マルチメディアサーバーとしての活用法を、細野昭雄社長みずからデモンストレーション。ハイビジョン液晶TV「REGZA Z2000」で録画予約したハイビジョン映像の保存先にLANDISK Homeを設定したり(写真=左)、Mac miniのiTunesからLANDISK Home内の楽曲を再生したり(写真=中央)、LANDISK Home前面からデジカメの写真データを転送してみせた(写真=右)

比較表
型番 HDL4-G1.0 HDL-GT1.0 HDL-GTR1.0
容量 1.0Tバイト 1.0Tバイト 1.0Tバイト
暗号化ボリューム機能 × × ○
RAID5 データ保護 ○ ○ ○
RAID1 ミラーリング × ○ ○
DLNA対応 ○ ○ ×
iTunesServer機能 ○ × ×
デジカメコピー機能 ○ ○ ○
ホットスワップ × ○ ○
プリントサーバー × ○ ○
FTPサーバー × ○ ○
Jumbo Frame ○ ○ ○
サイズ(W×D×H) 121×126.5×195ミリ 170×230×183ミリ 170×230×183ミリ

非常にコンパクトなボディ――を分解

 新しい筐体にも注目したい。従来のテラバイト級モデルからガラリとイメージを変えた白いボディはもちろん、本体サイズも121(幅)×126.5(奥行き)×195(高さ)ミリと、非常にコンパクトだ。実際、HDL-GTや他社製品と並べてみると圧倒的な差があり、体積はHDL-GTのほぼ半分になっている。もっとも、その分内部スペースは狭く、縦方向に収納された4台のHDDは、3ミリ厚のアルミボディ内にかなり狭い間隔で詰め込まれている。せっかくなので基板まで覗いてみた。

中央がLANDISK Homeで、左がB社製NAS、右がHDL-GT(写真=左)。写真は手前から、B社製NAS、LANDISK Home、HDL-GT(写真=中央)。330ミリリットルのペットボトルと比較(写真=右)
写真は左から本体前面/背面/左側面/右側面。前面のスイッチをスライドさせるとUSB 2.0端子がある。エアフローは、底部に空いたスリットから入り、背面上部から抜ける構造
ドライバーなどを使わずに内蔵HDDの交換が行えるのも特徴(コイン使用)。HDDは縦方向に4台並んでいる。OSがLinuxベースのため、最大HDD容量は現状2Tバイトの壁があるが、今後のファームアップにより、1TバイトHDD×4にも対応していくという(写真=左)。上部に搭載された3センチ大のブロアーファンは、内部温度に合わせて3段階で回転制御されている(写真=左)。アルミシャーシは抜き型の一体成型だ。ちなみにボディの表面加工は、初代試作機ではヘアラインだったが、現在のシンプルな仕上げに落ち着いた(写真=右)
本体底部にある基板は2枚構造になっており、上側の基板にはSerial ATAコネクタが並ぶ。ケースにHDDを入れると直接差し込まれる(写真=左)。下側がメイン基板。CPUはMarvell製(88F5182-A2)でチップ構成はHDL-GTとほぼ同じ(写真=右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 定格1650Wの7.5万円電源&Noctuaファン採用の異常検知アダプターが登場! (2026年10月24日)
  2. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  3. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  4. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  5. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  6. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  7. エイサー、Ryzen 3/5を搭載したコンパクトデスクトップPC Amazon専売モデルも用意 (2026年10月23日)
  8. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  9. Anthropicが常時稼働するエージェント「Claude Duet」を発表/AMDとIntelが協業 PyTorchのx86 CPU最適化を「oneDNN」に一本化 (2026年10月25日)
  10. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー