“Intel Inside”を家電にも──エリック・キム氏基調講演Intel Developers Forum 北京(2/2 ページ)

» 2007年04月18日 15時00分 公開
[富永ジュン,ITmedia]
前のページへ 1|2       

「IA in CE」でPC以外の分野でも「4C」体験を提供する

 今後の展開としては、45ナノメートルプロセスのPenrynが挙げられた。デュアルコア、またはクアッドコアで展開し、L2キャッシュのサイズ増加やグラフィックス、ビデオ、オーディオ関連の新しいSSE4命令が47個追加されるほか、動作クロックが3.0GHz以上まで引き上げられる。壇上ではPenryn搭載PCとCore 2 Quad搭載PCでVC1形式への動画エンコードにかかった時間を比較するデモが行われ、それぞれ18秒、47秒とSSE4命令によりマルチメディア用途で絶大なパフォーマンス向上が実感できることをアピールした。

 「Apple TV」など手軽にPCとTVを接続できる機器が登場し、ユーザーはより高度な4C体験を求めている。業界を牽引するリーダーとしてIntelは家電市場にも変革をもたらすべく、従来と同様のCPUとチップセットを組み合わせたディスクリート製品に加え、新たにSoCアーキテクチャを採用した「Intel CE2110」を投入する。Intel CE2110は、1.0GHzのCPUコアとビデオ・オーディオ機能、I/Oコンポーネントを備えたワンチップ構成の統合メディア・プロセッサだ。主なターゲットはHD TVやマルチメディアプレイヤー、STBなどが想定されている。なお、SoCとは「System-on-a-Chip」の略で、2008年にはプロセッサコアにメモリコントローラ、I/Oコントローラ、AVパイプライン、グラフィックス機能、セキュリティ機能などがすべて1つのチップに内蔵された家電向けSoCチップのリリースが予定されていることも明らかになった。

 「これまではPCだけが4C体験を提供できていたが、今回のSoCによってIA(Intel Architecture)は家電分野(Consumer Electronics)にも本格的に進出する。IA in CEにより、PC以外の家電でも4C体験が提供できるようになる」とキム氏はまとめた。

初のSoCアーキテクチャ製品としてIntel CE2110がリリースされた(写真=左)。2008年にはメモリコントローラやセキュリティ機能などを実装してさらに高機能化を図る(写真=右)
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  3. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  4. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  7. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  8. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  9. カプセルトイ「手のひらネットワーク機器」第5弾のラインアップを決める“ユーザー選挙”投票受付を開始 (2026年06月10日)
  10. サンワ、ノートPCやタブレット背面を冷やせるペルチェ冷却クーラー (2026年06月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー