エプソン、6400dpi対応フラットベッドスキャナ「GT-X970」「GT-X770」:白色LED搭載機がカラリオにも登場

» 2007年08月28日 14時00分 公開
[ITmedia]

 セイコーエプソンは8月28日、「カラリオスキャナ」シリーズの新製品となるA4フラットベッドスキャナ「GT-X970」「GT-X770」を発表した。9月6日より発売する。価格はオープン、予想実売価格はGT-X970が5万円台半ば、GT-X770が3万円弱だ。

GT-X970

 GT-X970は、デュアルレンズシステムを採用したフラッグシップモデル。2006年2月に発表された「GT-X900」の後継機で、焦点距離が違う2つのレンズを原稿種別によって自動で切り替える「Dual Lens System(デュアルレンズシステム)」を引き続き採用する。

 Dual Lens Systemとは、フィルムホルダ利用時に光学解像度6400dpiの大口径レンズ「EX Resolution Lens6400」を、反射原稿やフィルムエリアガイド利用時に光学解像度4800dpiの「STANDARD Resolution Lens4800」を使うことで、高画質化と多彩な原稿への対応を両立する仕組みだ。

 今回はモデルチェンジにあたり、CCDのカバーガラスにARコート(Anti Reflectionコート)を施すことで、ガラスの表裏面で光の反射を防ぎ、ゴーストの発生を抑制した。また、キャリッジ内に高反射ミラーを新たに採用することで、CCDセンサーに届く光量を増やし、読み取り効率を向上させている。これにより、ポジフィルム読み取り時の速度はGT-X900から約10%高速化された。光源は、白色冷陰極蛍光ランプを採用する。

 CCDセンサーは、RGBそれぞれの分光感度分布の重なりを減らすことで高い色分解精度を実現する6ラインカラーの「α-Hyper CCD II」を搭載。スキャン時の最大入出力階調は48ビット(RGB各色16ビット)だ。Max OD値(最大濃度値)は4.0で、階調性に配慮している。

 フィルムスキャンは、35ミリストリップ(24コマ)、35ミリマウント(12コマ)、ブローニ(2列)、4×5フィルム(2枚)に加えて、8×10フィルムがセットできる。フィルムに付着したゴミやキズの除去については、紙焼き写真のキズや折れ目、裂け目も自動検出して修正する「DIGITAL ICE」を利用可能。フィルムに対しては、速度優先の「DIGITAL ICE Lite」も選べる。

 ボディのデザインはGT-X900と同様で、インタフェースはUSB 2.0×1、IEEE1394×1を備える。本体サイズは308(幅)×503(奥行き)×152.5(高さ)ミリ、重量は約6.6キロ。対応OSはWindows 98/Me/2000 Professional/XP/Vista、Mac OS X 10.2.8〜10.4以降だ。

GT-X770

 GT-X770は、2005年6月に発表された「GT-X750」の後継機となるハイスペックモデル。光源にシリーズ初の白色LEDを採用することで、電源を投入にしてから1秒以内でスキャニングに必要な光量を確保し、ウォームアップレスでのスキャンを実現したことが特徴だ。また、スキャンしてないときはランプを消灯でき、GT-X750から消費電力を約20%抑えた。

 CCDは12ラインカラー(RGB各4ライン)のα-Hyper CCD IIを採用。レンズは標準的なシングル構成で、光学解像度は6400dpi、スキャン時の最大入出力階調は48ビット(RGB各色16ビット)だ。

 フィルムスキャンは、35ミリストリップ(12コマ)、35ミリマウント(4コマ)、ブローニ(1枚)がセットできる。フィルムに付着したゴミやキズの除去については、「DIGITAL ICE」と「DIGITAL ICE Lite」が選択可能だ。

 インタフェースはUSB 2.0を搭載。本体サイズは272(幅)×475(奥行き)×113(高さ)ミリ、重量は約4キロ。OSはWindows 98/Me/2000 Professional/XP/Vista、Mac OS X 10.2.8〜10.4以降に対応する。付属ソフトは、Photoshop Elements(Windows版5.0、Macintosh版4.0)だ。

 2モデルともスキャナドライバの「Epson Scan」がバージョンアップし、新たにICCプロファイルの埋め込みに対応。JPEG/TIFファイル作成時に、ターゲットとなるカラー領域のICCプロファイルを埋め込むことが可能となった。PDFファイルはテキストデータを埋め込むことで、保存後のキーワード検索が行えるほか、高圧縮のPDFファイルが作成可能になった。

 画像補正機能に関しては、自動露出モジュールの改良により、カラーネガフィルムの色再現性を向上。「逆光補正」機能は光源が複数ある場合を考慮したものに改良した。

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