ソニーと富士通は9月13日、NTTドコモの「FOMAハイスピード」に対応したノートPCを近日発売すると発表した。FOMAハイスピードは、HSDPA方式を採用したNTTドコモの高速データ通信サービス。両社は、このFOMAハイスピードに接続するための小型通信カード「FOMAカード」を本体に内蔵できるモバイルノートPCを発売する予定だ。
これらのノートPCでFOMAハイスピードを利用するには、NTTドコモと対応プロバイダとの契約が必要になる。NTTドコモは、PC向けのパケット定額プランとして「定額データプランHIGH-SPEED」を10月22日から提供する予定だ。定額データプランHIGH-SPEEDは、受信時で最大3.6Mbps、送信時で最大384kbpsのデータ通信が定額で行える料金プラン。月額利用料は、50万パケットまでが4200円、100万パケットまでが月額4200円+1パケットあたり0.0126円の加算、100万パケット以上の場合は1万500円で使い放題となる。
ソニーは、「VAIO type S」と「VAIO type T」にFOMAハイスピード対応モデルを用意し、近日中に発売する予定だ。これらは現在開発中とのことで、詳しい仕様や価格は不明だが、定額データプランHIGH-SPEEDの提供時期に合わせた発売が予想される。
富士通は、「FMV-BIBLO LOOX T」と「FMV-BIBLO LOOX U」にFOMAハイスピード対応モデルを用意し、同社直販サイトのWEB MARTにて10月22日より受注を開始する。
FMV-BIBLO LOOX TのFOMAハイスピード対応モデル「FMV-BIBLO LOOX T70XNX」は、10月26日以降に出荷される予定で、価格は27万4800円から。本体カラーは6色から選べる。FMV-BIBLO LOOX UのFOMAハイスピード対応モデル「FMV-BIBLO LOOX U50XNX」は、11月下旬以降の出荷予定で、価格は17万4800円から。ボディのデザインが現行モデルから一部変更されており、液晶ディスプレイ部の両側にアンテナを搭載している。
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