10月20日から、アキバのフェイスグループ店がいっせいにリニューアルした。フェイス秋葉原本店は、BTOマシンとモニター、PCケース、一部のPCパーツを扱う「フェイス カスタム館」に改装。フェイス アキバ店はPCパーツの販売に特化した「フェイス パーツ館」、じゃんじゃん亭は即納パソコンを提供する「フェイス PC館」に生まれ変わる。
リニューアルしたフェイスグループのコンセプトは、ソフマップの「ソフマップタウン」や、「ケース王国」「ROBOT王国」などを展開する九十九電機グループ、「インターネット館」などを擁するクレバリーグループと共通する。ライバル店が密集する秋葉原電気街での生き残りをかけて、系列店ごとの個性を押し出す経営戦略がトレンドになっているといえそうだ。
なお、フェイス3店舗は20日と21日にリニューアルキャンペーンを展開する。各店舗で特価品を用意するほか、購入者全員が参加できる「スーパーダイスチャレンジ」など、お得なイベントを計画。カスタム館の店員さんは「正月や決算前でもあり得ないほどのお得な商品もあるので、ぜひ来店してください」と威勢よく話す。
なお、一番の狙いめは、パーツ館にて15台限定のロジクール製レーザーマウス「MX Revolution MX-R」とのこと。通常売価1万1770円の製品が、1970円で販売される。実に1万円近くの値引きだ。
週末の楽しみが増えて、ユーザーにとっては美味しいイベントだが、現場のスタッフは連日の重労働で少し疲れ気味の様子だった。ある店員さんは「前々からリニューアルの話はあったのですが、指令が出たのは1週間前です。通常営業を行いながら、在庫を移動したり店内レイアウトを変更したりと、異常に忙しかったですね。当日も、細かいところは間に合わないかもしれません……。完全に突貫工事です。眠いっす」と語る。
また、じゃんじゃん亭で働いた経験のある店員さんは「中古品を扱うショップがなくなるのが残念ですね。とはいえ、中古やジャンクコーナーを設けるという話もありますし、特価品に期待していてください」と話す。ちなみに、話を聞いた店員さんのほとんどは、目にクマができていた。お疲れ様です。
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