これぞ真の“ド級”GPU──GeForce 8800 GTで「Crysis」ベンチマークを動かすイマドキのイタモノ(3/5 ページ)

» 2007年10月30日 07時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

まずは単体構成でGeForce 8800GTの性能を見る

3DMark06 3DMark Score
3DMark06 SM2.0 Score

3DMark06 HDR/SM3.0 Score
3DMark06 Perlin Noise (SM3.0)

 グラフから一目瞭然なのは、GeForce 8800 GTが、同価格帯のGeForce 8800 GTS(320Mバイト)を完全に引き離していることだ。Radeon HD 2000シリーズの最上位モデルであるRadeon HD 2900 XTに対しても、GeForce 8800 GTは多くの局面で優勢だ。3DMark06の個別項目で、Radeonが強いとされていたシェーダ処理テストの「HDR/SM3.0 Score」や「Perlin Noise 」の軽負荷条件においてこそ、Radeon HD 2900 XTが上回るが、3DMark06 HDR/SM3.0 Scoreでは、負荷条件が重くなるとGeForce 8800GTが逆転する状況が見られた。

 注目すべきは、GeForce 8800 GTとGeForce 8800 GTXとの比較だろう。先行してベンチマークの記事が掲載された海外のニュースサイトでは、GeForce 8800 GTがGeForcd 8800 GTXを超えているという情報も聞こえてきて、その真偽を含めて多くのユーザーが注目していた。

 3DMark06 3DMarksを見る限り、その差はわずかではあるものの、GeForce 8800 GTはGeForce 8800 GTXに追いつけない。「HDR/SM3.0 Score」ではその差が大きく開いている。しかし、「SM2.0 Score」の軽負荷条件と「Perlin Noise」全般で、GeForce 8800 GTがGeForce 8800 GTXを上回るようになる。このあたりの傾向には、「搭載するシェーダユニットの数はGeForce 8800 GTXが多い」「シェーダユニットの動作クロックはGeForce 8800 GTのほうが速い」という関係が少なからず影響を及ぼしている可能性も考えられる。

F.E.A.R.
Enemy Territory-QUAKE Wars Demo

LOST PLANET EXTREME CONDITION<Snow>
LOST PLANET EXTREME CONDITION<Cave>

Company of Heroes 1.7.1
World in Conflict Demo

Unreal Tornament 3 (vCTF-Suspense FlyThrough-PC)
Unreal Tornament 3 (DM-ShangriLa-FPS-PC)

PT Boats:Knights of sea benchmark DX10
Crysis Single Play demo

 ゲームベンチの結果でも、その傾向は3DMark06と同様で、同価格帯のGeForce 8800 GTSを大きく引き離しただけでなく、Radeon HD 2900 XTに対しても、大きく差をつけている。PT Boats:Knights of sea benchmark DX10でアンチエイリアスを有効にした条件でのみ、Radeon HD 2900 XTはGeForce 8800 GTを超えることができた。

 ここでも、注目したいのはGeForce 8800 GTXとの比較だ。多くのゲームタイトルで、GeForce 8800 GTの結果はGeForce 8800 GTXに届かず、その差が3DMark06のときより開いている場合もあるが、それでもゲームと負荷条件によってはGeForce 8800 GTXをわずかに超える(World in Conflictの低解像度軽負荷条件、高解像度を除いたCrysis)。とくに、最新タイトルであるCrysisで、GeForce 8800 GTXと肩を並べているのは、注目に値するだろう。

 その一方で、LOST PLANETやUnreal Tornament 3、PT Boats:Knights of sea benchmarkなどで、解像度や負荷条件がある一定を超えると急激にベンチマークの結果が落ち込むことには注意したい。また、Crysisで、DirectX 9設定における結果とDirectX 10設定における結果が大きく異なることも留意しておきたい。データとしてここで示したのは、Crysisだけだが、ほかのゲームタイトルにおいても、DirectX 9モードと比べてDirectX 10モードでベンチマークの結果が大きく落ち込む傾向が確認されている。

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