スリムなのにすごいんです――エプソンダイレクト「Endeavor MR3300」クアッドコアやRAID構成も(2/2 ページ)

» 2007年11月02日 18時18分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
前のページへ 1|2       

高いパフォーマンスと変わらぬ静音性

 それではアーキテクチャを一新したMR3300の性能を見ていこう。試用機はCore 2 Duo E6850(3GHz)、メモリ1Gバイト、RADEON HD 2400 PRO採用グラフィックスカードの構成だ。(OSはWindows Vista Home Premium)。なお、外付けグラフィックスカードだけでなく、チップセット内蔵コア(GMA X3500)の描画性能もチェックしている。

 まず、Windows Vistaの快適利用の指標となるWindowsエクスペリエンス インデックスの結果だが、RADEON HD 2400 PROを搭載した構成でのスコアは3.8。3点台はグラフィックスのみで、メモリは4.5、プロセッサと体感速度を大きく左右するHDDは5を超え、CPUは5.7と非常に高い値となった。一方、オンボードのGMA X3500使用時もほぼ同様のスコアで、グラフィックスのみ若干下回っている。もっとも、Windows Vistaの利用にはまったく不満のない基本性能だ。

Windowsエクスペリエンス インデックスの結果。左がRADEON HD 2400 PRO、右がチップセット内蔵(GMA X3500)のスコア

 実際、PCとしての総合パフォーマンスを計測するPCMark05では6268を記録し、オンボードグラフィックスでも5823と6000に迫るスコアを記録した。CPUがCore 2 Duoの最高クロックということもあるが、この点を差し引いてもメモリアクセス性能やHDDパフォーマンスは高く、PCとしての基本処理能力が高いことが確認できる。

 一方、3DMark06は試用機のグラフィックスカードがエントリークラスのRADEON HD 2400 PROということもあって、結果は1473とあまり振るわなかった。GMA X3500のスコアはさらに低い620だが、オンボードグラフィックスのデフォルト設定(1280×1024ドット)でのスコアとしては悪くない。FFベンチのスコアを見る限り最新のヘビーな3Dゲームでなければそこそこ楽しめるだろう。ただ、G35のグラフィックスコアはG965をベースに細かな改良を加えただけなので、過去のベンチマーク結果と比較する限り、大幅に描画速度が向上しているわけではなさそうだ(もちろんこれは本機に限ったことではないが)。

PCMark05(画面=左)、3DMark06(画面=中央)、Vana'diel Bench 3(画面=右)

 なお、ベンチマークテスト中に静音性もチェックしたが、従来製品同様、非常に優秀だった。時期的に室温が低くなってきたこともあるが、Speedfanでモニタリングしたところ、CPUファンの回転速度は最高でも1450rpm程度であり、騒音レベルはアイドル時とのベンチマーク中でほとんど変化を感じなかった。グラフィックスカードのBTO次第で若干変わるとはいえ、試用機に限って言えば動作音が気になることはなかった。

Windows Vista時代でも変わらない、高いバランスが魅力

 本機の魅力を一言で言うなら、やはりハイバランスという点だ。設置面積はブック型PC並みの幅10センチを切るスリムタワーながら、クアッドコアCPUやCore 2 Duoの最高クロックモデルを搭載可能で、HDDも2台まで内蔵できる。それでいてメンテナンス性も高く、外観はコンシューマー向けのデザインだ。家庭とオフィスのどちらでも違和感のないデザインが1つの導入ポイントになる場合もあるだろう。

 もちろん、同社ならではの自由度の高いBTOも健在だ。例えばビジネスユースなら、CPUパワーはそこそこでよいがHDDはミラーリングしたい、といった需要もある。同社のオフィス向けラインアップであるATシリーズではこういった用途に対応できないが、本機ならそれほど変わらないフットスペースで、導入コストも最小限に抑えつつ、要求に応えることができるわけだ(ただし、ATシリーズでもStandby Rescue Multi キットを導入することで、手動による完全バックアップをサポートしている)。

 さらに、標準で3年間と言う長期のパーツ無償保証をはじめ、標準の1年間無償保証期間、お預かり修理契約期間中の1日修理といったサポート面での魅力もある。特に先月10月2日には土日修理も可能となって、サポートがさらに充実した点は付け加えておきたい。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月12日 更新
  1. エアコンのない部屋でも快適に過ごせる「水冷式冷風扇」がセールで35%オフの8498円に (2026年08月10日)
  2. シャープのヘルスケア特化スマートウォッチ「からだメイト Watch」を試す 装着するだけでカロリー&水分補給を自動記録 (2026年08月10日)
  3. PCやスマホの音を手軽にアップグレード! 7700円で充実機能のポータブルスピーカー「JBL GO 5」実機レビュー (2026年08月11日)
  4. 帰省ついでに日本最西端の「VAIO Shop in Shop」に潜入! ノジマとのタッグで生まれた手厚い接客で最新機能を確かめてみた (2026年08月11日)
  5. ペットボトルで優しく本格洗浄! 「ミラブル」の泡を生み出す超小型コードレス高圧洗浄機「MIRABLE AQUABLAST MINI」を見てきた (2026年08月10日)
  6. microATXマザーが2枚入る“2階建て”ケース「CAPO X」登場! 新感覚トラックボールや修理アイテムも充実 (2026年08月10日)
  7. 安全性の高い半固体電池を採用した「エレコム モバイルバッテリー EC-C60MN」がセールで15%オフの3390円に (2026年08月10日)
  8. Pixio、丸みを帯びた円柱フォルムのスリムディスプレイアーム「PSW3S」を発売 (2026年08月10日)
  9. 「Amazon Fire TV Stick HD」が29%オフの4980円で販売中 (2026年08月10日)
  10. NVIDIAが「cuFile API」をオープンソース化/キオクシアとSandiskがQLC技術と332積層を用いた第10世代3Dフラッシュメモリを開発 (2026年08月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー