ここでは、PC USER恒例のベンチマークプログラムを使って、3代目ハローキティPCを働かせてみた。実行したのはPCMark05、3DMark06、Final FantasyオフィシャルベンチマークテストVer.3(FFベンチ)だ。ただ、評価機のHDDが実際の製品とは異なる容量80Gバイトのドライブ(東芝製MK8037GSX)を搭載していたため、あくまでスコアは目安として考えてほしい。
まずWindowsエクスペリエンスインデックスを見てみると、プロセッサやメモリ、プライマリ ハードディスクの値はいずれも4.5以上になっており、このクラスのPCとしては満足のいく結果となった。一方、グラフィックスとゲーム用グラフィックスはAMD M690Vチップセット内蔵のRadeon X1200のため、3.1/3.0に落ちているが、Windows Aeroやフリップ3Dを使う分には問題のないスコアを記録した。
そのほかのテストではグラフィックス関連が振るわなかったものの、デュアルチャネル構成のメモリ(PC2-5300対応の1Gバイトモジュール×2)を実装しているだけにPCMark05のMemoryでは3203と好成績を残した。そのほかの値も良好で、家庭向けスタンダードノートPCとして十分な性能を備えているのが分かる。これだけのパフォーマンスがあれば、Office Personal 2007をはじめとした仕事での利用でも活躍してくれるはずだ。
PC単体で21万円、Office Personal 2007が付属した構成で22万4700円と“単なるPC”として見た場合、決して安くはないが、本機では377個ものクリスタルガラスを手作業ではめ込んだり、ハローキティロゴをレーザー刻印であしらうなど手が込んでいる。この手のPCでよく見られる、液晶天面部分のプリントとオリジナル壁紙&スクリーンセーバーで仕上げました、というレベルを明らかに上回っており、メーカーなりのこだわりも感じられる。
時期的にはクリスマスプレゼントとして、あるいは1年間働いた自分へのボーナスとして、「輝く星空からの贈り物のようなノートパソコン(ハローキティモデル専用ページから抜粋)」の購入を検討するのも悪くない。本機は台数限定のモデルではないが、少しでも気になったならば、まずは専用ページにアクセスするか、実機を展示している「NEC Direct スポット」や一部のサンリオ直営店に足を運ぶといいだろう。ちなみに、12月26日15時までに購入すれば、「ハローキティ×thinkpink ブレスレットストラップ」が特典として付いてくる。
なお、次回は今回触れられなかった各500台限定の「ハローキティモデル プレミアムマウス」と「ハローキティモデル プレミアムUSBメモリ」に加え、実際にハローキティモデルを使ってみたらどうなるのか、という点を見ていきたい。
後編の記事はこちら。


次回は2人のモデルに登場してもらい、それぞれの立場でハローキティモデルについて語ってもらう予定だ(写真=左と中央)。右の写真は「ハローキティモデル プレミアムマウス」と「ハローキティモデル プレミアムUSBメモリ」(容量は1Gバイト)。こちらはPCと異なり、各500台限定となる
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