3-way NVIDIA SLIを「16レーン3つ」でサポート──「nForce 780i SLI」「nForce 750i SLI」発表

» 2007年12月17日 23時00分 公開
[ITmedia]

 NVIDIAは、12月17日にインテルプラットフォーム向けの新しいチップセットとして「nForce 780i SLI」「nForce 750i SLI」を発表した。nForce 780i SLIは、先日同社が発表した3つのGPU(3つのPCI Expressバス)に対応するマルチGPU技術「3-way NVIDIA SLI」に、3本のPCI Express x16で対応するのが特徴。また、nForce 780i SLIとnForce 750i SLIはともに、NVIDIA SLIのパフォーマンスを最適化するハードウェアとして「nForce 200」を実装する。

nForce 780i SLIチップセットの構成。従来からある「SPP」「MCP」に加えてNVIDIA SLIに関係する「nForce 200」の3チップ構成となる

nForce 750i SLIチップセットの構成。3-way NVIDIA SLIはサポートしないが、こちらも「nForce 200」を実装して、NVIDIA SLIはSPPに接続される

 CPUソケットは、Socekt 775に対応、FSBは1333MHzまでサポートする。NVIDIAの資料によると、利用できるCPUには、従来のCore 2 Extreme、Core 2 Quad、Core 2 Duo、Pentiumに加えて、先日発表されたばかりの45ナノメートルプロセスルールを導入した「Yorkfield」(開発コード名)やこれから発表される見込みの「Wolfdale」(同)が挙げられている。

 メモリはDDR2をサポートする。nForce 750i SLIはDDR2 800まで対応するが、nForce 780i SLIではNVIDIA独自のアクセラレーション機能「SLI Memory」によって1200MHzのメモリクロックを利用できる。PCI Expressも最新の2.0に対応する。

 nForce 780i SLIでは、SPPがnForce 200とMCPに接続し、3-way NVIDIA SLIを構成する3つのPCI Express x16スロットは、2本がnForce 200を介してSPPとつながり、1本はMCPを経由してSPPとつながる。すでに、3-way NVIDIA SLIへの対応を明らかにしているnForce 680i SLIが「2つのPCI Express x16と1つのPCI Express x4」で構成されていたのに対して、nForce 780i SLIでは「3つのPCI Express x16」となる。

 nForce 750i SLIは、従来と同じ、2つのGPU(2つのPCI Expressバス)によるNVIDIA SLIにのみ対応するが、こちらは、2本ともnForce 200を介してSPPと接続する。ただし、NVIDIAの資料によると、1本はPCI Express x16だが、もう1本はPCI Express x8になる。

nForce 200の内部構成。1つのアップストリームポート(SPP側インタフェース)と4つのダウンストリームポート(グラフィックスカード側インタフェース)を備える「PCI Express スイッチチップ」として機能する。nForce 780i SLIにおいて、ダウンストリームポートは「2つの16レーン」もしくは「4つの8レーン」として構成できる

 nForce 780i SLIとnForce 750i SLIの主要スペックは以下のとおり。

nForce 780i SLI nForce 750i SLI
Socket Socket 775
CPU Penryn、Core 2 Extreme、Core 2 Quad、Core 2 Duo、Pentium
FSB 1333MHz
NVIDIA SLI 3-way(3X16) 2-way(2X8)
ESA
メモリ DDR2
メモリクロック 1200MHz(ただしEPP 1.0) 800MHz
PCI Expressレーン 62レーン、12リンク。3X16(または4X8)、1X16、1X8、6×1 26レーン、6リンク。1X16、1X8、6X1
PCI Express Ver. PCI Express 2.0
Serial ATA 6 4
Parallel ATA 2 4
RAID 0、1、0+1、5
MediaShield Storage
ギガビットLAN 2 1
FirstPacket
DhualNet
USB 10 8
PCI 5
Audio HDA(Azalia)

 nForce 780i SLI、ならびにnForce 750i SLIを搭載するマザーボードはASUS、EVGA、XFX、GIGABYTE、MSIから出荷される予定で、NVIDIAの資料に挙がっている製品名と出荷時期は以下のとおりとされている。

ベンダー 製品名 出荷時期
nForce 780i SLI ASUS P5N-T Deluxe 2007年12月
EVGA nForce 780i SLI 2007年12月
XFX nForce 780i SLI 2007年12月
GIGABYTE GA-780ISLI-DS5 2008年1月
MSI P7N Diamond 2008年1月
nForce 750i SLI ASUS P5N-D 2008年1月
GIGABYTE GA-750ISLI-DS4 2008年1月
MSI P5N Diamond 2008年1月

ASUSから出荷されるnForce 780i SLIマザー「P5N-T Duluxe」 このマザーボードのレビュー記事は後で掲載の予定

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月27日 更新
  1. Apple製品が一斉値上げ、Mac Studioは9万円超も 主要モデルの新価格まとめ (2026年06月25日)
  2. 血管の健康状態も可視化! サブスク不要で「振動通知」を備えた意欲作のスマートリング「RingConn Gen 3」を試す (2026年06月25日)
  3. 手首の負担を減らす“逆チルト”が秀逸! Razer初の多機能エルゴキーボード「Pro Type Ergo」はオフィスの救世主に (2026年06月26日)
  4. Gemini搭載「Google Home スピーカー」は買いか? 6年ぶりの新モデルを試して分かった賢さと課題が見え隠れする“次世代機”の現在地 (2026年06月24日)
  5. 実売2000円台とコスパ最強だけど玄人向け? 断線や充電専用ケーブルも一目で判明するXYZA「USB-C CABLE CHECKER 2」の実力 (2026年06月26日)
  6. 8980円の「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」を試す 約500万画素で人物追跡、有線LAN接続も (2026年06月24日)
  7. 間もなく登場するWindows 11次期アップデート「26H2」で何が変わる? 2027年に向けたUI進化と高速化 (2026年06月23日)
  8. ビックカメラがBTOデスクトップPCの販売を開始 (2026年06月26日)
  9. カジュアルゲーマーの最適解になる? 日本HPのゲーミングノートPC「HyperX OMEN 15」のIntelモデルを試す (2026年06月25日)
  10. AM4の勢いは止まらない!? 熱伝導シート付属の「Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Edition」が登場 (2026年06月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー