台湾は夜型行動の国のようだ。夜市が市内のあちこちにあり、今回の目的地となるはずの「Kmall」や「NOVA」も、平日は午前11時からの営業と朝はやや遅い。ということで、朝食後は資料集めをかねてクレジットカード会社のサービスカウンターに行くことにした。筆者はライターのくせに朝型なので、情報収集してから動いたほうが効率的だろう。
いくつかのクレジットカード会社は、香港DFS内にカードアシスタントがあり、JVAが旅行代理店内にある。海外旅行で独立したカードカウンターを期待するならJCBのほうだ。
JCBは「プロパーカード」(JCB本体が発行、顧客管理をしている)だけでなく「開放型JCB」(JCBブランドを貸し出して、他社が発行管理している)でも利用できる。ちなみにJCBのガイドマップ「JCBショッピング&ダイニングパスポート」だけ欲しい場合は、JCBプラザまで行かなくても成田・関空に「JCBサービスデスク」があるので、ここでもらうといい。
さて、JCBプラザで無料のコーヒーを飲みつつ「電脳観光によいところは?」と質問をぶつけてみたところ、八徳路電脳街をすすめられた。ここは「台湾の秋葉原」と言われているようなので見ておく必要があるだろう。場所はMRTの忠孝新生駅の近くらしい。おそらくバスで行くほうが安上がりだと思うが、“おのぼりさん”としては、MRTを使うほうが楽だし本数も多いので安心だ。
後者を選択したら、一日の行動の前に買わなくてはならないのが、MRTの一日券。今回利用したホテルは、MRT駅から徒歩5分ほどのところにある「キャンペーンクラス」なので、まず徒歩で駅へ。チケットはコインで毎回買うか、一日券200TWドル(デポジットとして50TWドル取られるので本当は150TWドル)を買うことになる。
MRTの料金は20〜65TWドルだが、5駅ぐらいなら20TWドルなのでかなり安い。一日券を買って元を取るためにはやたらめったら乗るか、遠出する必要がある(今回は遠出も含めてやたらめったら乗ったので十分に元は取った)。なお、今回はEee PCを購入したらいったんホテルに戻ることを考えて、一日券を買うことにした。数日間使うつもりならプリペイドカードでもいい。
プリペイドカードと一日券は無線タグカードだ。通常のチケットはおなじ無線タグを使ったプラスチック製トークンとなっている。日本の改札と同様、読み取り部にちょんと当てて入り、出るときはスロットに入れる。これは回収を容易にするためだろう。合理的なシステムだ。ちなみに駅の自動券売機はコインのみ受け付けるが、すぐ横に両替機があるので紙幣だけしか持っていなくてもそれほど困らない。
事前情報によれば、Kmallと言うところとそのすぐそばのNOVAが、Eee PCを購入可能な2大ポイントらしい。MRTの台北駅の近くだ。
KmallとNOVAの場所は非常に分かりやすく、少し前まで台北のランドマークとなっていた「新光摩天大樓」の東西にある。この新光摩天大樓の下層フロアには「新光三越」、つまり三越デパートもあるのだ。
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