筆者は、旅行に行くとどうも粗食になる。今回は予算不足ということもあり、朝飯はホテルのおかゆ、昼はマクドナルドのポテト(S)とその辺の店先に並んでいたフライドチキンなどでしのいでいた。
もっとも、台北市内を歩き回ってみると、ミスド、モスバーガー、ドトール、和民など、日本でおなじみの店舗があるだけでなく、大戸屋やペッパーランチといった食事どころもある。果ては「へー、日本式の焼肉屋もあるのかぁ」と思ってよく見ると実はモーモーパラダイスだったという、「ここはどこの国だ?」の状態だ。
ただ、一人でまともな料理屋に入るほどの技量もなく、さらに現金も乏しい。質を落とす気があれば、ホテルの部屋には湯沸しがあったので「カップめん」という手もあるし、ファミリーマートなどのコンビニでは「関東炊」(つまりオデン)やおにぎりも置いてあるのだが……。ぐぅと鳴る腹を眺めていると、再び担当編集に対する殺意が頭をもたげてきた。そして結局、あれこれ悩んだ末に入ったのは……吉野家。そう、牛丼並(90TWドル)である。その内容は、おなじみのどんぶりではない(&レンゲがついている)程度で、味はまったく変わらなかった。
その後、夜市にくり出して「ちょっとでも地元系のものを」と食べたのが愛玉ゼリー。初めての台北でお金もなく、ガイドブックを1ページたりとも読んでいないのだから仕方がないとはいえ、本気で泣きそうだ。かくして台湾最終夜も終了したのだった。


先のナイトマーケットはおそらく台北随一の規模を持つところのようだ(写真=左)。おそらく今回の旅行で最も台湾らしい食べ物になる「愛石ゼリー」(写真=中央)。「いま台湾で大人気!」(脳内補正)という感じの鳥の揚げ物を売る店。ナイトマーケットの店は長蛇の列だった。中身はたたいて平たく伸ばした鶏肉の揚げ物で、同じライトブルーの看板の店はどこもかなり並んでいた(写真=右)さて、Eee PCに話を戻すと「購入の最後のチャンス」となるのが空港の免税店だ。D2とD3搭乗口の間にあったTasa Meng 3C and Music Storeでは、Eee PCが全色そろって販売中だった。ただし、免税店という割には価格は市内とほとんど変わらず、白・黒がケース付き(&Webカメラあり)で11650TWドル、そのほかのカラーが(ケース&Webカメラなし)で10450TWドルだった。ただ、ここで在庫切れだった場合は市内に戻って購入するわけにはいかないので、初めからここをあてにするのは賭けになるうえ、機内の荷物が増えるという難点もあるのでおすすめしづらい。
ちなみに、反対側のC搭乗口側にはEverrich 3C and Music Storeがあるので、台北桃園空港第2ターミナルから帰る場合は、この2つをチェックするといいかもしれない。どちらも営業時間は6時〜23時と長いので朝一の便でも安心だ。
疲れた体を引きずって帰りのCI106に乗り込むと、行きとは違って電源はおろかシートビデオもない旧機体。ああ、空腹に機内食がおいしいなぁ(涙)。
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