日本だけの3大特典とは?――ASUS「Eee PC 4G-X」説明会

» 2008年01月23日 21時15分 公開
[前橋豪,ITmedia]

Eee PCは「モバイルノートPC」ではなく「MID」!?

 ASUSは1月23日、報道関係者を対象に「Eee PC 4G-X」の説明会を開催した。Eee PC 4G-Xは、1月25日に国内で発売されるミニノートPCだ。詳しくは、これまでにPC USERで掲載してきた以下の関連記事を参照してほしい。

「Eee PC 4G-X」は、ギャラクシーブラック(写真=左)とパールホワイト(写真=右)のカラーが用意されている


謝青陵氏はEee PCを「子供や女性に使ってほしい」と訴えた

 Eee PC 4G-Xの解説を担当した同社アカウントマネージャーコンシューマープロダクト担当の謝青陵氏は、同製品を「デジタル環境やデジタル体験の世界的な格差を埋める架け橋」であり、「ビギナーでも“学ぶ”“働く”“遊ぶ”が簡単かつ手軽にできる革新的な製品」と紹介。Eee PCは「マニア向けのモバイルノートPC」ではなく、一般層への幅広い普及を狙った新ジャンルの製品「MID」であるとした。MIDはMobile Internet(Communication)Deviceの略語であり、モバイル環境でインターネットに手軽に接続できる小型デバイスを示す。

 そのうえでEee PCの目標は、同社が今後の増加を予想しているポータブルインターネットデバイス(UMPCやPDAも含む)の市場において、代表的な製品になることと述べた。「家庭でゲーム機と言えばWii、MP3プレイヤーではiPod、そしてインターネット(Web 2.0)ならEee PC、といった地位を目指したい」(謝氏)

Eee PCのプロダクトポジション(写真=左)。Eee PCの特徴(写真=中央)。Eee PCの付属品一覧(写真=右)

日本だけの3大特典とは?

液晶パネルのドット抜け保証は購入後30日以内

 謝氏は、Eee PCの日本版となるEee PC 4G-Xにおいて、海外モデルにはない3つの特典を用意したことにも触れた。1つめは、液晶パネルのドット抜け保証「ZBD」(Zero Bright Dot)サービスだ。これは、購入後に液晶パネルのドット抜け(常時点灯ドット)が存在した場合、購入後30日以内であればASUSが無償で液晶パネルを交換するというもの。ZBDの問い合わせはフリーコールで受け付ける。

 2つめは、4GバイトのSDHCメモリーカードが同梱されることだ。Eee PC 4G-Xは内蔵の4GバイトSSDにWindows XP Home Edition(SP2)をプリインストールしているため、Linuxを採用した海外版と異なり、SSDの空き容量が少ない。そこでデータ保存用に4GバイトのSDHCメモリーカードが追加されている。現状でSDHCメモリーカードの仕様(スピードクラスなど)は不明だ。

Wi-Fineエリアを試用できるキャンペーンも実施

 3つめは、公衆無線LANポータル「Wi-Fine」を無料で試用できる「Eee PC発売記念 Wi-Fi体験キャンペーン」をNTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)と共同で実施することだ。Wi-FineはNTTBPが提供する公衆無線LAN向けのポータルサービス。キャンペーンは、Eee PCに同梱されている告知チラシに記載されたキーワードを用いてオンラインでユーザー登録することにより、Wi-Fineエリアでのインターネット接続が1日に1回だけ時間制限なく無料で利用できるというものだ。

 Wi-Fineエリアは約700カ所で、都営地下鉄、京浜急行、つくばエクスプレス、ゆりかもめ、近鉄、大阪市営地下鉄、新千歳空港、プロント、ロッテリア、タリーズコーヒー、ケンタッキーフライドチキン、丸の内の一部ビルなどに対応エリア(アクセスポイント数は約1600)が設けられている。

 キャンペーンの内容は、NTTBP代表取締役社長の小林忠男氏が解説。Eee PCの魅力について、「モバイルインターネットデバイスという新たな市場の創造」「子供や女性など幅広い年齢層へアプローチできる製品力」「セカンドマシン/外出先でのモバイルデバイスとしての可能性」を挙げ、「Eee PCがNTTグループのインフラと連携することで新たな市場開拓が期待できる」と両社の提携による効果をアピールした。なお、NTTBPはiPod touchについても同様のサービスを実施している。

NTTBP代表取締役社長の小林忠男氏は、Eee PCのシンクライアントとしての活用法も提案(写真=左)。Wi-Fineエリアでは、ニュースや天気などの共通コンテンツに加えて、企業ブランドや店舗ごとに異なる独自コンテンツを配信可能だ(写真=中央、右)

Eee PCでWindows Liveの新機能を活用

マイクロソフト執行役常務オンラインサービス事業部長の笹本裕氏

 Eee PCには「Windows Live Messenger/Writer/フォトギャラリー/メール」がプリインストールされている。説明会ではマイクロソフトの執行役常務オンラインサービス事業部長である笹本裕氏と、オンラインサービス事業部プロダクトマネージメントグループWindows Liveチームディレクターの小野田哲也氏が登壇。Eee PCで使えるWindows Liveの新機能として「Windows Live Call by ドットフォン」を紹介した。

 これはWindows Live Messenger 2008とNTTコミュニケーションズの050番号によるIP電話サービス「ドットフォン」を組み合わせて、メッセンジャー上で050番号による電話発信が可能になるという機能だ。1つのWindows Live IDに対して1つの050番号を割り当ることで、異なるPCからメッセンジャーを使う場合でも発信できる。月額料金は210円だ(発信のみに対応)。

マイクロソフトオンラインサービス事業部プロダクトマネージメントグループWindows Liveチームディレクターの小野田哲也氏(写真=左)。Windows Live Messenger 2008上で050番号によるIP電話発信が可能な「Windows Live Call by ドットフォン」機能(写真=中央)。Webページ内の電話番号を自動判別し、1クリックで発信できる機能も持つ(写真=右)


説明会の最後には、女性と子供のモデルがEee PC 4G-Xを持ってステージに登場し、一般ユーザー向けのインターネット接続デバイスであることを改めて強調した

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月18日 更新
  1. Windows 11(24H2/25H2)の新「スタートメニュー」で問題発生 追加/削除したアイコンの反映にタイムラグ (2026年04月17日)
  2. 「DJI Osmo Pocket 4」速攻レビュー Pocket 3から買い換える価値はある? 進化したポイントを実機で比較した (2026年04月16日)
  3. Appleはいかにして「今日のAIやWeb」を予見したのか? “暗黒時代”とも呼ばれた1985〜1996年の光と影 (2026年04月17日)
  4. 5990円で買えるバッファローの“半固体”モバイルバッテリーを試す 安全性と利便性は両立できているか? (2026年04月16日)
  5. 新型「Amazon Fire TV Stick HD」登場 本体をスリム化+USB Type-C端子搭載で6980円 (2026年04月15日)
  6. 新モデル「ViXion2」で「ルーペ」から「日常の眼鏡」へ 9mm大口径レンズで劇的進化を遂げたオートフォーカスアイウェアが越えた一線と、見えてきた壁 (2026年04月16日)
  7. 「普通の人のためのコンピュータ」はいかにして生まれたか? 「Apple I」から「Macintosh」への軌跡 (2026年04月15日)
  8. IntelがNPU内蔵エントリーCPU「Core シリーズ3」を発表 (2026年04月17日)
  9. macOS向け「Gemini」アプリ登場 Option+Spaceで即座に起動、画面共有や画像生成にも対応 (2026年04月16日)
  10. キヤノン、低照度での撮影を実現した監視インフラ向け超高感度カメラユニット (2026年04月16日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年