「AREA51」で“UFO探知機”の性能を検証する:なっ、なんだってぇー!!(1/3 ページ)

» 2006年12月20日 15時30分 公開
[小林哲雄,ITmedia]

 ソリッドアライアンスから発売された「ユータン」は、“未確認飛行物体”および“地球外生命体”をサーチするための装置だ。しかし、誰もが思うであろう「そもそも本当にUFOを探知できるのか?」という疑問は、うかつに口に出さないほうがいいかもしれない。話は数日前にさかのぼる……。

編集G つまり、ユータンが信じられないと?

小林 や、普通はそう思うよ。

編集G 矢追純一先生監修の製品なんですが……つまり、ミステル・ヤオイが信じられないと。

小林 …………笑うところ?

編集G 質問を変えましょう。そもそもUFOを信じていないんですか?

小林 うーん、UFOはよく分からないなぁ。AREA51での目撃例とかあるし。

編集G じゃあ、行って確かめてきてください。

小林 はい?

編集G AREA51まで取材をお願いします。

小林 え?


 という、うかつな一言のために「ユータン」を握りしめて北米大陸横断調査を観光、もとい敢行するはめとなった。ところで、どう考えても原稿料で旅費を補填できるとは思えない(それどころかレンタカー代すら出ない)。ええと、取材費は……出ない? なるほど、つまり自費でネバダ砂漠に行ってこいと。はっはっは……ユータンを試すまでもなく、いままさに目の前に宇宙人がいる(注:当初は冗談だと思っていたが、本当に自費での取材となった)。

時間軸センサーで空間異常を検出

 さて、ユータンにはUFO検知機能に加え、宇宙人判定機能も用意されている。ユータンは内蔵されている時間軸センサーにより空間異常をキャッチするというのが仕組みだそうだ。ただし、実際に分解して中を覗いてみるとただのコイルが入っているようにしか見えない。

 UFO探知機能は、常時チェックとボタンを押したときのピンポイントチェックの2種類のモードがあるらしく、常時チェックでは音が出ないが、UFOが近くに飛来しているときちんと反応するという。その反応には2種類あり、光が低速回転するときはUFOがそばに飛来している確率が小、光が高速回転すると確率大、だそうだ。なお、本記事では確率が大のときのみを“反応アリ”と記述した。

本体内部基板表(写真=左)/裏(写真=中央)。ボタン電池で駆動する単純な仕掛けで、ただのコイルが入っているようにしか見えないが、パッケージ裏(写真=右)の説明を見るとこれで宇宙人やUFOを探知できるらしい。驚くべき集積技術である
付属のフィギュア前面(写真=左)/左側面(写真=中央)/背面(写真=右)。右足を一歩踏み出すような格好になっている。いったい彼はどこへ向かおうというのか……

飛行物体内でチェック

旅客機のトイレで何やってんだ、俺……

 UFOは「Unidentified Flying Object」の略、つまり“未確認飛行物体”である。一方地球人にとって最も身近な飛行物体と言えば旅客機だろう。

 まずはこの“確認飛行物体”の中でユータンを作動させたときの反応を確かめてみた。しかし、行きのボーイング777のトイレの中では無反応(帰国のボーイング747-400でも同様だった)。単なる惑星内飛行物体ではダメなのだろうか? 何かUFO特有の信号を識別する機能を搭載しているのかもしれない。

 ならば宇宙機で、と行きたいところだが……。

Orlandoの宿にて反応アリ!

 “西側”で繰り返し利用可能な有人宇宙機と言えばオーランドのKSC(John F Kennedy Space Center)にあるスペースシャトルだが、編集部の「虐待」とも言える3泊5日の取材日程のために、オーランドでの滞在はわずか1泊なのでKSCまで行く時間がなかった(行きたかったなぁ)。そのうえ、調査滞在中はディスカバリーの打ち上げ準備に入っており、KSCに行っても潜入はムリと判断した。

 そこで空港に近い宿(KFCまで40マイル以内)でユータンを動作させたところ反応が! しかも、スイッチを押さない状態でも反応が出たのだ(注:ユータンは常時UFOをサーチしており、ボタンを押さない状態でも反応があると光で知らせてくれる)。

 この状態はいままで見たことがなくかなり脈がありそうだ。UFOはどこだ! どこに来ているんだ! などと無理にテンションを上げてみるものの、異国の地でひとり寂しくユータンをいじっていると、「もうこのままどこかへ連れ去ってくれ……」という気分になってくる。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  2. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  6. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  7. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  8. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
  9. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  10. 14型モバイルノートPC「FMV Note U」に新モデル登場 約634gモデルに加えて「ゴジラ-0.0」コラボモデルも (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー