“新世代ミドルレンジ”GeForce 9600 GT搭載グラフィックスカードが各社より一斉に発売

[ITmedia]

EN9600GT/HTDI/512M

　2月21日付けにてNVIDIAより発表された新GPU「GeForce 9600 GT」を搭載したグラフィックスカードが、このほど各社より一斉に発表された。一部モデルを除き、本日より順次販売が開始されている。価格はいずれもオープン。

　各社ともリファレンス仕様モデルを中心としたラインアップで、搭載メモリが256ビットGDDR3 512Mバイト、コアクロック650MHz／メモリクロック900MHz（DDRデータ転送レートにして1.8Gbps相当）にて動作。インタフェースはDVI×2、HDTV対応TV出力を装備する。

左からELSA GLADIAC 796 GT 512MB、WinFast PX9600GT、Albatron 9600GT（VD2784）

　ASUSは、「EN9600GT/HTDI/512M」を発表。リファレンス動作モデルとなる製品で、予想実売価格は2万9000円前後だ。

　エルザジャパンからは、「ELSA GLADIAC 796 GT 512MB」の計1モデルが発表された。こちらもリファレンス仕様のモデルで、購入特典として「リネージュII」7日間無料プレイチケット／オリジナル壁紙が付属する。予想実売価格は3万円前後。

　リードテック ジャパンからは、リファレンス動作モデルの「WinFast PX9600GT」とオーバークロックモデルの「WinFast PX9600GT Extreme」の2製品がエントリー。予想実売価格はそれぞれ2万6000円前後／2万8000円前後となっている。

　Albatronからは、リファレンスモデルの「Albatron 9600GT（VD2784）」の1製品がリリース。予想実売価格は2万円台後半だ。

左からZOTAC 9600GT（VD2799）、N9600GT-T2D512J-OC、GF P96GT-OC/512D3/CM

　ZOTACからは計3モデルが登場した。リファレンス動作モデルの「ZOTAC 9600GT（VD2798）」のほか、コアクロックを650MHzから675MHzへと引き上げたモデル「ZOTAC 9600GT（VD2799）」、およびコアクロック725MHz／メモリ実クロック1GHzとしたオーバークロックモデル「ZOTAC 9600GT AMP! Edition（VD2797）」の計3バリエーションを用意、価格はいずれも2万円台後半としている（VD2798／VD2797の2モデルは2月下旬出荷予定）。

　PINE Technology（XFX）は、リファレンス仕様モデルの「PV-T94P-YDF」とオーバークロックモデル「PV-T94P-YDD」をエントリー。PV-T94P-YDDはコアクロックが700MHz／メモリクロックが1GHzに引き上げられている。予想実売価格はそれぞれ2万5000円前後／2万8000円前後。

　エムエスアイコンピュータージャパンは、オリジナルクーラー採用のオーバークロックモデル2製品「N9600GT-T2D512J-OC」「N9600GT-T2D1GJ-OC」を発表。動作周波数はともにコアクロック700MHz／メモリクロック950MHzとなっているほか、N9600GT-T2D1GJ-OCは搭載メモリをDDR3 1Gバイトとしている。双方とも2スロット占有タイプの静音大型クーラーを搭載しているのが特徴だ。予想実売価格はそれぞれ2万9500円／3万8800円。

　GALAXYからは、オーバークロックモデルの「GF P96GT-OC/512D3/CM」が発表。コアクロックを675MHz、メモリクロックを1GHzとしたモデルで、クーラーマスター製の大型GPUクーラーを搭載している。予想実売価格は2万5000円。

　玄人志向は、リファレンスモデル「GF9600GT-E512HW」をエントリー。同社“セレクトシリーズ”にエントリーされるモデルで、パッケージはゴールドボックス仕様となっている。予想実売価格は2万3800円。