もう1つの注目GPUは、AMDの「RADEON HD4850」だ。6月20日から出回っており、6月末の時点で「グラフィックスカードで最も売れているのは確かです」(フェイス パーツ館)と言われるほど、好調に売れている。
RADEON HD4850搭載カードは、2万5000円前後で販売されているが、その性能は「GeForce 9800 GTを軽く超える性能のようです」(クレバリー1号店)とされる。最新型の動画再生支援機能UVDを搭載し、PCI Express 2.0やCeossFire Xに対応している。
RADEONシリーズはHD 2000シリーズ以前から3万円以下の価格帯で好調に売れていたが、今回の売れ行きはそれ以上とのこと。ツートップ秋葉原本店は「3万円以下の価格帯ではRADEONがさらにシェアを高めると思います。安いうえに、ハイエンドクラスにも迫る性能を持っているので、RADEONが再び盛り返すのは確実」と語る。
また、RADEON HD 4850の上位となるRADEON HD 4870を搭載するカードも、並行輸入版がごく少数出回った。パソコンショップ・アークは「国内正規版は7月初旬から中旬にかけて登場する予定です。ですが、今までのAMDの製品を考えると、それよりも遅くなる可能性もあります。数は少ないですが、ひとまずは並行輸入品で対応できたらと思います」と話していた。


6月末時点で一番人気となっているSappireの「HD4850 512M GDDR3」。価格は2万3000円前後(写真=左)。初日から比較的潤沢に出回っているMSIの「R4850-T2D512」。価格は2万5000円前後(写真=中央)。BLESS秋葉原本店では、Radeon HD 4850搭載カードによるCrossFireマシンを展示中だ(写真=右)
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