Nehalemの機能をメインストリームで──Core i7-870とCore i5-750の“突発”性能を楽しむイマドキのイタモノ(2/4 ページ)

» 2009年09月08日 13時01分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]

物理的な仕様も変更されたLynnfield

 Lynnfieldで採用されたLGA1156パッケージをこれまでのCPUと比較してみよう。LGA1156のサイズはLGA775とほとんど変わらない。同じサイズなのにピンが増えているので、CPUを裏返しにするとコンタクトの密度が一段と高まっているのがすぐ分かるだろう。なお、今回の評価機材に付属していたCPUクーラーユニットは、LGA775向けの低背クーラーユニットと同じサイズだ。

 LGA1156で注目したいのがリテンションの構造だ。これまでのLGA775とLGA1366はプレスレバーとCPUカバーの位置関係が“観音開き”だったのに対し、LGA1156ではホットサンドのような“片開き”を採用している。ヒンジの反対側にはネジのような金具があり、この部分にCPUカバーの端を引っかける。

Lynnfieldの表裏(写真=左)。LGA1366パッケージをひとまわり小さくしたような外観だ。CPUクーラーユニット(写真=右。中央にあるのがLGA1156用)は現行のLGA775向けクーラーユニットとほぼ同じサイズだ

CPUの表(写真=左)と裏(写真=右)を並べる。それぞれの写真で左にあるのがLGA1366で、中央がLGA1156、LGA775は右になる

LGA1156用リテンションのCPUカバーはプレスレバーと同じ方向に持ち上がる(写真=左)。カバーの縁にある切れ込みをCPUソケットの近くに打たれたネジのような金具にかけて(写真=中央)、レバーを倒すとロックがかかる(写真=右)

メインストリームでNehalemの機能は有効なのか

Lynnfieldに対応したIntel P55 Expressマザーボード「DP55KG」は、SLIにも対応しており、1基のPCI Express x16スロット、およびPCI Express x16対応拡張カードを差せるPCI Express x8スロット1基が搭載されている

 評価用機材として用意したCPUは、Core i7-870(動作クロック2.93GHz)、Core i5-750(動作クロック2.66GHz)のほか、Core i7-975 Extreme Edition(動作クロック3.33GHz)、Core i7-940(動作クロック2.93GHz)、Core i7-920(動作クロック2.66GHz)、Core 2 Quad 9650(動作クロック3GHz)、そして、Phenom II X4 965(動作クロック3.4GHz)だ。Core i7-940は定格クロックが2.93GHzでCore i7-870と同等、Core i7-920は2.66GHzでCore i5-750と同等となる。

 マザーボードは、Lynnfield向けがIntelの「DP55KG」、Bloomfield向けがIntelの「DX58SO」、Core 2 QuadにはMSIの「X48 Platinum」(Intel X48 Express)、Phenom II X4にはMSIの「790GX-G65」(AMD 790GX+SB750)を用意した。DP55KGは、SLIもサポートするモデルで、PCI Express x16スロットは1基だけだが、PCI Express x8スロットの先にロック機構だけ設けたスロットが用意されているので、この2基のスロット(青く着色している)でマルチGPUを構成できる。さらに、その下に黒いPCI Express x4スロットがあるが、こちらもロック機構だけを用意してグラフィックスカードが差せるようになっている。チップセットにはシンプルなヒートシンクが載せられ、基板の隅にはLEDを仕込んだスカルマークが、CPU用8ピン電源コネクタの近くにはオンボードのUSBコネクタが用意されるなど、ほかのマザーボードでは見られない変わった特徴を備えている。

 なお、Nehalemに導入されたIntel Turbo Boostは、測定時点における室温などに応じて上がるbin数が変化するため、ベンチマークテストの結果に少なからずブレが生じる可能性がある。そこで、今回の測定結果では、Intel Turbo Boostをオンにした状態とオフにした状態の双方で実施し、Intel Turbo Boostをオンにした条件では5回以上測定したうちの最大値と最小値をのぞいた平均を算出した。

CPU Core i7-975 Extreme Edition Core i7-940 Core i7-920 Core i7-870 Core i7-860 Core i5-750 Core 2 Quad Q9650 Phenom II X4 965
マザーボード Intel DX58SO Intel DP55KG MSI X48 Platinum MSI 790GX-G65
Memory DDR3-1066 6GB(2GB×3 DDR3-1333 4GB(2GB×2) DDR3-1333 4GB(2GB×2)
Graphics MSI N285GTX SuperPipe 2G OC V2
GraphicDriver 190.38(PhysX:Disable)
HDD WD5000AAKS(500GB/7200rpm/16MB)
OS Windows Vista Ultimate(SP2)32ビット版

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