Intel、家電向けAtomプロセッサを発表

» 2009年09月28日 07時00分 公開
[ITmedia]

 米Intelは9月24日、家電用のAtomプロセッサ「Atom CE4100」を発表した。デジタルテレビやDVDプレーヤー、セットトップボックス(STB)向けの最新システム・オン・チップ(SoC)だ。

 CE4100はコードネームで「Sodaville」と呼ばれていたもので、Intelアーキテクチャを使った家電用SoCでは初めて45ナノメートル(nm)プロセスで製造される。クロックスピードは最高1.2GHz、1080pのビデオストリームを2本までハードウェアデコードでき、高度な3Dグラフィックスやオーディオも処理できる。MPEG4ビデオにも対応し、DivX Home Theater 3.0認定を受けている。

 映像処理プロセッサのほか、NANDフラッシュコントローラ、512Kバイトの2次キャッシュ、専用セキュリティプロセッサ、SATA-300やUSB 2.0を含む汎用I/Oなどが搭載される。

 Intelはネット対応家電向けのコンテンツ、サービス、インフラに関してAdobe Systems、Cisco Systems、BBCなどと提携しており、例えばAdobeと協力してFlash Player 10をCE4100に移植している。またIntelはテレビ用ウィジェットを開発するためのソフトウェアフレームワーク「Widget Channel」も提供している。

関連キーワード

Intel | Atom | 45nmプロセス | SoC(System On Chip)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  9. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
  10. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー