本体に用意されたインタフェースは、従来のWind Netbookとまったく同じだ。左側面には2基のUSB 2.0を備え、右側面には1基のUSB 2.0と4in1カードリーダー(SDメモリーカード、MMC、メモリースティック、xDピクチャーカード対応)、ヘッドフォン、マイク端子、アナログRGB出力、100BASE-TX対応有線LANを備える。
ほかに、無線接続として、IEEE 802.11b/g/nの無線LANとBluetooth 2.0+EDRとこちらも従来モデルと同様だ。有効画素130万画素のWebカメラも液晶ディスプレイの上に内蔵する。
光沢液晶パネルとキーボードのおかげでデザインが一新されたようにも見えるU135のボディだが、その構成は従来のWind Netbook U100シリーズとほぼ同じだ。やはり、U135とU130で最大のトピックは、Atom N450とIntel NM10 Expressを導入した新世代のNetbookということになる。
Atom N450はグラフィックスコアのIntel GMA 3150とメモリコントローラをCPUに統合したモデルで、Intel NM10 Expressは従来のサウスブリッジが担当していた外部インタフェースのコントロールが主な役割だ。デバイスマネージャーには「ICH-7M」というタプルが残っているように、I/Oチャネルハブとしての機能も従来のAtom NシリーズとIntel 945Gシリーズとほぼ同じであることがうかがえる。
Atom N450に統合されたメモリコントローラは。DDR2までの対応で、メモリスロットを1基しか持たないU135では標準構成で1Gバイト、最大でも2Gバイトと、従来のU100シリーズと変わらない。また、ボディがU100シリーズと共通であるため、メモリスロットとHDDベイにアクセスできるメンテナンス用の開口部がなく、ユーザーがメモリ(に限らずHDDなどのデータストレージも)の換装が行えない。なお、HDDはSerial ATA接続の2.5インチHDDを搭載する。評価用の機材には容量が250Gバイトの富士通「MJA2250BH G2」が組み込まれていた。
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