富士通は3月26日、人気モデルの“モモエリ”こと桃華絵里さんがデザインを手がけた「LOOX M」コラボレーションモデルの発売記念撮影会を実施した。2010年PC春モデルとして登場したNetbook「FMV-BIBLO LOOX M」がベースで、3月25日より3000台限定で販売されている。価格は6万4800円だ(WEB MART価格)。
“モモエリ”コラボモデルは「自分自身(桃華さん)が使いたいパソコンを作る」というコンセプトで、2009年の夏ごろからデザイン開発が行われてきた。桃華さんは「見てかわいいパソコン。例えば持ち歩いて使うときでも、コスメグッズのつまったバッグに一緒に入れていてかわいいと思うものにしたかった」と振り返る。特にこだわったのはボディカラーのピンクで、その色合いについては富士通のデザイン部と協議を重ねた。「ピンクにもいろいろあります。濃いときついイメージになるし、薄いと甘くなりすぎる。微妙な色合いのピンクにこだわりました。“モモエリピンク”ですね」と桃華さん。また、富士通のロゴもピンクで統一されているが、これは富士通史上初めての試みだという。
桃華絵里さんがデザインしたNetbookといえば、日本エイサーの“デコパソ”を思い浮かべるが、大きく異なるのは富士通のコラボモデルが商品として出荷されている点だ。富士通の広報は「あちらはデコレーションを盛ったコンセプトモデルで買うことはできませんが、こちらはNetbookの価格帯で購入できます」と、実際に購入して利用できることを強調する。「実は底面もピンクに塗装した試作バージョンはあったのですが、桃華さんが『裏は黒くてもいいので安く出したほうがいい、高価で買いづらい商品よりも、使ってほしいユーザー層が手に取りやすいものにしたい』という希望から、心置きなく(底面は)黒のまま出しました」(同社広報)。
桃華さんは「(天面の)ハートマークは幸せの象徴。見て幸せになれる、そんなパソコンです。わたし自身キャバクラで働いていたので“夜のおねーさん”に人気が出るとうれしい。でも、年を重ねた女性もかわいいアイテムは小物で取り入れたいと思う人もいるそうなのでみんなに使ってほしいです」と“モモエリ”デザインのLOOX Mを幅広い女性にアピールした。なお、モモエリコラボモデルに合わせたケースやバッグの製品化も検討しているという。
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