“Made in Japan”で生まれ変わったNetbook「FMV-BIBLO LOOX M」をめでる:この丸みがたまらない(1/3 ページ)

» 2010年03月16日 17時00分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

大胆なラウンドフォルムが目を引く新デザインのボディ

フルモデルチェンジを果たした「FMV-BIBLO LOOX M」

 富士通のNetbook「FMV-BIBLO LOOX M」がフルモデルチェンジし、ボディのデザインを一新したほか、基本システムを改め、性能や機能も強化された。店頭モデルは2年間ライセンス版Office Personal 2007プリインストールモデルと、Officeを省いてモバイルWiMAXモジュールを内蔵したモデルがあり、それぞれ3種類のカラーバリエーションで展開されるが、ここではOffice付きのルビーレッドモデル(FMVLMG30R2)を評価機とした。新モデルの気になるパフォーマンスや新機能、そして使い勝手などを検証していこう。

 新デザインのボディは、エッジを大胆に丸みを持たせた独特の形状が目を引く。光沢で仕上げた深みのあるメタリックレッドの塗装も印象的で、シルバーの縁取りやシンプルなシンボルマークとの相性もよく、上品な高級感がある。カラーバリエーションには、ほかにシャイニーブラックとアーバンホワイトの2種類が用意される。一方、底面部は樹脂の成型色(ブラック)を細かい梨地で仕上げたもので、強度確保のためか凹凸などもあってすっきりとした見た目ではない。この辺りはNetbookらしいといえるが、これはこれで悪くない。

 ちなみに、3月16日にはピンク色の“「モモエリ」コラボモデル”がラインアップに追加されているので、興味がある人はチェックしてみるといいだろう。

店頭モデルは3色のボディカラーが用意される

 ボディの具体的なサイズは、270(幅)×189(奥行き)×35.2(厚さ)ミリ、重量が約1.2キロで、実測の重量は1.14キロと公称値を下回った。背面に搭載するバッテリーの容量は10.8ボルト 2900mAhで、公称駆動時間は約5時間となっている。オプションのLバッテリーに交換すれば、約10時間の長時間駆動が可能となる。なお、付属のACアダプタも、サイズが38(幅)×87(奥行き)×28(厚さ)ミリ、ケーブル込みの重量が約200グラムと非常に小型軽量で携帯性は申し分ない。

 前モデルのLOOX M/E10と比較すると、ボディ横幅で12ミリ、厚さで1.2ミリ(最厚部)は大きくなっているが重量は同じだ。標準バッテリーの容量が増えたことにより、公称駆動時間は約1.4時間延びている。さらにACアダプタも一回り小型になり、100グラムほど軽くなったのがポイントだ。

アーバンホワイト
ルビーレッド
シャイニーブラック

※記事初出時、「モモエリ」コラボモデルの販路で誤りがありました。おわびして訂正させていただきます。

新型Atom+Intel NM10 Expressチップセットを採用、WiMAX内蔵モデルも

開発コード名でPineview-Mと呼ばれたAtom N450

 本機のCPUには、2009年末に発表されたシングルコア(Hyper-Treading Technology対応)のAtom N450(1.66GHz/2次キャッシュ512Kバイト)を採用している。Atom N280(1.66GHz)と共通のCPUコアに加えて、メモリコントローラとGPUコア(Intel GMA 3150)を1つの半導体チップに統合しているのが特徴だ。それにともない、Intel NM10 ExpressというAtom N450向けのワンチップのチップセットが採用される。TDPはAtom N450が5.5ワット、Intel NM10 Expressが2.1ワットである。

 従来機で採用していたAtom N280+Intel 945GSE Expressチップセット(サウスブリッジはICH7-M)の組み合わせと比べると、機能面の進化は対応メモリがPC2-4200からPC2-5300へ高速化した程度にとどまるが、サウスブリッジが減ったことから基板サイズの小型化が可能となり、CPU+チップセットの合計消費電力も11.8ワットから7.6ワットに減っている。従来機に比べて公称のバッテリー駆動時間が大きく延びた要因の1つだろう。

 メモリはこれまでより若干高速なPC2-5300 DIMMに対応し、容量は前モデルと同じく標準で1Gバイト、最大で2Gバイトだ。データストレージはSerial ATA対応の2.5インチHDD(5400rpm)を採用しており、容量は据え置きの250Gバイトで、光学ドライブは内蔵しない。メモリソケット(1基のSO-DIMM)やHDDベイには、底面のカバーから簡単にアクセスできる。

 通信機能は、Office付きモデルとOfficeなしモデルで機能が分かれる。100BASE-TX対応の有線LANとBluetooth 2.1+EDR機能はどちらも装備しているが、評価機のOffice付きモデルでは無線LANがIEEE802.11b/g/n(最大150Mbps)であるのに対し、OfficeなしモデルではIEEE802.11a/b/g/n(最大300Mbps)の無線LAN機能に対応する。さらに無線LAN機能と排他でIEEE 802.16e-2005準拠のモバイルWiMAX(受信最大20Mbps)機能も備えているのが相違点だ(モバイルWiMAXを利用するには別途通信会社との契約が必要)。

CPUには2009年12月に発表されたAtom N450を採用している(画面=左)。動作クロックは1.66GHz、2次キャッシュは512Kバイト、Hyper-Threading Technologyに対応と、CPUコア自体のスペックはAtom N280と共通だ。Atom N450は、CPUにIntel GMA 3150グラフィックスコアとメモリコントローラを統合している(画面=右)。Intel GMA 3150はDirectX 9.0(ShaderModel 2.0)対応のコアで、HD動画によく使われるH.264のハードウェアデコードには対応しない

前面下部にステレオスピーカー、左側にヘッドフォン(ライン出力兼用)とマイク(ライン入力兼用)、SDメモリーカードスロットがある(写真=左)。背面はバッテリーのみだ(写真=右)。なお、大容量バッテリーを装着すると厚さが13ミリほど底面側に増える

左側面に2基のUSB 2.0とUSBクライアントポート、ケンジントンロックポートが並ぶ(写真=左)。右側面は1基のUSB 2.0と有線LAN、アナログRGB出力とDC入力端子がある(写真=右)

評価機のデバイスマネージャ画面

 次のページでは、春モデルから追加された「USBメモリ機能」の使い勝手を確かめてみよう。

富士通パソコンFMVの直販サイト富士通 WEB MART
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