カプコンは、8月17日にLost Planet 2のベンチマークテストを公開した。Lost Planet 2は、2007年にリリースされた「Lost Planet」の続編(資料によると「Lost Planet」から10年後の世界)となるタイトルで、PC版が2010年10月14日にリリースされることがあわせて発表されている。
初代「Lost Planet」は、もちろん、ゲームとして人気のあったタイトルだが、自作PCユーザーには、「DirectX 10に対応したベンチマークテスト」としても注目された。そして、2010年に登場するLost Planet 2ベンチマークテストも「DirectX 11に対応したベンチマークテスト」なのが特徴だ。
ベンチマークテストは、「モードTypeA」と「モードTypeB」の2種類が収録される。さらに、「DirectX 9対応バージョン」と「DirectX 11対応バージョン」が用意され、起動画面でそれぞれを選択可能だ。
モードTypeAでは、実際のゲームプレイを想定して多数のオブジェクトがランダムに動き回る。定性的なグラフィックス性能を測定するテストとしては使えないが、システムがLost Planet 2をどの程度動かすことができるのかを知る指標として利用できる。また、モードTypeAでは、3D Vision(と3D Vision Surround)に対応して立体視表示も可能になっている。
モードTypeBはグラフィックス性能に特化したベンチマークテストで、DirectX 11でサポートされるテッセレーションやディスプレースメントマッピングといったフィーチャーを多用する。Lost Planet 2に適用されたDirectX 11のフィーチャーは、水面や巨大なエイクリッド(モードTypeBには、Lost Planetの最終ステージで登場した“ボス”エイクリッドが登場する)、そして、雪賊のキャラクター描画で特に分かりやすい。また、“ボス”エイクリッドを覆う皮膚の自然な動きや、水面に起こる波の動きは、DirectComputeによるGPUコンピューティングで演算しているという。
Lost Planet 2ベンチマークテストはカプコンの「Lost Planet 2」特設Webページにダウンロードアイコンが設けられているが、そこからNVIDIAのダウンロードページに飛んでからダウンロードが始まる。PC版ゲームタイトルは10月14日にリリースされる予定だが、カプコンでは、動作に必要な必須構成と推奨構成をそれぞれ公開した。
動作環境 | 必須構成 | 推奨構成 |
---|---|---|
OS | Windows XP | Windows Vista/7 |
CPU | Core 2 Duo以上/Athlon X2以上 | Core 2 Quad以上/Phenom X4以上 |
メモリ | Windows XP:1Gバイト以上/Windows Vista:2Gバイト以上 | Windows XP:2Gバイト以上/Windows Vista:3Gバイト以上 |
HDD | 13Gバイト以上の空き容量 | 13Gバイト以上の空き容量 |
解像度 | 640×480ドット以上 | 1280×720ドット以上 |
グラフィックスカード | DirectX 9.0c/シェーダーモデル3.0以上対応/グラフィックスメモリ256Mバイト以上(統合型グラフィックスコアでメインメモリ共有の場合は保証外)、GeForce 7800シリーズ以上/Radeon HD 2400 Pro以上 | グラフィックスメモリ512Mバイト以上(統合型グラフィックスコアでメインメモリ共有の場合は保証外)、GeForce 9800シリーズ以上/Radeon HD 4800シリーズ以上 |
サウンドカード | DirectSound対応(DirectX 9.0c以上) | DirectSound対応(DirectX 9.0c以上) |
入力デバイス | マウス、キーボード | ゲームパッド(Xbox 360 Controller for Windows) |
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