ラインアップ
ハードウェア
ソフトウェア
ラインアップ
ハードウェア
ソフトウェア
NECは9月13日、2010年PC秋冬モデル7シリーズ49モデルを発表。9月16日に発売する。
今回のモデルは、3D表示対応と基本性能の底上げ、デザインチェンジやキーボードの一新などがポイント。シリーズの増減はなく、2010年現在のトレンドに合わせた新機能や使いやすさを盛りこんだ。
特に3D表示への対応は意欲的だ。NECは2010年6月に3D対応PC「VALUESTAR N 3D対応モデル」を投入したが、今回はデスクトップPCの全シリーズに3D対応モデルを用意した。液晶一体型モデルのVALUESTAR WとVALUESTAR Nは偏光メガネをかけて視聴する「偏光版方式」、セパレート型のVALUESTAR LはNVIDIA 3D Vision対応の「フレームシーケンシャル方式」と、用途やニーズに応じて2方式の3Dモデルを用意する。
OSは、ミニノートPCのLaVie Lightを除く7シリーズで64ビット版のWindows 7 Home Premiumを採用し、デスクトップPCの全モデル、ノートPCも20モデルが4Gバイト以上のメインメモリを搭載する。オフィススイートはLaVie MとLaVie Light以外でWord、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookを含むOffice Home and Business 2010、モバイルノートPCのLaVie MとLaVie LightはWord、Excel、Outlookを含むPersonal 2010エディション(LaVie Lightの下位モデルは2年間ライセンス版)を同梱する。
23型ワイドの大型ディスプレイとウーファー付きの高品位サウンドシステム、デジタルテレビチューナーで、ハイスペックAV性能を追求する液晶一体型「VALUESTAR W」は、これまでのデスクトップPC向けプラットフォームからノートPC向けのプラットフォームに変わり、デザインもリニューアルした。
主な仕様はCore i5-460M(2.53GHz/最大2.8GHz)とIntel HM55 Expressチップセット、4Gバイトのメインメモリの組み合わせに、フルHD(1920×1080ドット)表示に対応する23型ワイドのIPS液晶ディスプレイ、Blu-ray Discドライブ、3波(地上、BS、110度CS)対応のダブルデジタル放送チューナー(ひかりTVサービスにも対応)、USB 3.0×2、2.1チャンネルスピーカー(YAMAHAサウンドシステム)など。
3D表示に対応する最上位モデル VW970/CSは、外部グラフィックスのGeForce GT 330M、1.5TバイトのHDD、3D表示対応ディスプレイとBlu-ray 3D対応のBlu-ray Discドライブ、HDMI入力/D4入力端子なども搭載する。
主力モデルの「VALUESTAR N」は、従来より定評のあるフォトフレーム型ボディを洗練し、より高級感のあるテイストを盛りこんだ新デザインを採用。基本仕様は2010年夏モデルから大きく変わらないが、CPUはCore i5-460M(2.53GHz/最大2.8GHz 下位モデル以外)を採用し、若干のスペックアップを図った。
3Dモデルも夏モデルより継承し、偏光メガネとともに視聴する偏光版方式の3Dモデル VW790/CSをラインアップする。VW790/CSは、3D表示に対応する20型ワイドのLED液晶ディスプレイ(スーパーシャインビューLED液晶)とBlu-ray 3D対応のBlu-ray Discドライブを搭載し、3D視聴用の偏光メガネが付属する。
AV機能もより拡充され、上位のVW790/CSとVW770/CSに3波(地上、BS、110度CS)対応デジタルチューナー(夏モデルは地デジチューナーのみ)を搭載。全モデルにsound by YAMAHA認証の高品位2チャンネル(3ワット+3ワット)スピーカーシステムを新たに内蔵した。
PCとしての基本性能の高さを望むユーザー向けのセパレート型デスクトップPC「VALUESTAR L」は、120Hz駆動の23型ワイド液晶ディスプレイ(フルHD対応)とNVIDIA 3D Visionキットが付属する3D表示対応モデルを新たに投入する。
この上位モデル VL750/CSは、クアッドコアでHyper-Threading Technology(HT)により8スレッドの同時処理が行えるCore i7-870(2.93GHz/最大3.60GHz)と8Gバイトのメインメモリ、1TバイトのHDD、Blu-ray 3D対応のBlu-ray Discドライブ、外部グラフィックスのGeForce GT 330を実装。USB 3.0×2、1000BASE-T対応の有線LAN、HDMI出力/HDCP+デュアルリンク対応DIV-I端子、SDXC対応マルチメモリカードリーダー(SDメモリーカード、メモリースティック、xDピクチャーカード、スマートメディア、コンパクトフラッシュ)などのインタフェースを備える。
また、今回の秋冬モデルは新たにサーバ(親機)機能をソフトウェア化した「Luiリモートスクリーン」機能を全モデルに標準で搭載する。
デスクトップPCは主に自宅での親機として動作し、外出先や離れた場所で利用する2台目としてのLaVie LightやLaVie Mなどから親機PCにリモートアクセスできる機能を実現する。初心者でも容易に設定できるよう設定ナビゲートツールを用意しつつ、大幅に初期設定項目も簡略化する工夫を設けた。
なお、外部グラフィックス(NVIDIA製)搭載モデルはCUDAを活用した「GPUパワーモード」を利用できる。グラフィックスカードの演算機能を用いてよりスムーズにリモート操作できるようになり、フルHD画面の転送や、標準モードでは使えないDirect Xの一部機能を利用したアプリケーションの利用をサポートする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.