改めて知る、「Windowsのダウングレード権」とは:そういえばあまり理解していなかったかも(2/2 ページ)

» 2010年10月13日 13時29分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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ダウングレード権は「OEM版7の提供が終了するまで」に延長

 ちなみに、OEM/DSP版Windows 7 Professional/Ultimate向けダウングレード権の特例については、2010年7月13日にルールが改定された。

2010年7月12日以前のルール 7月13日以降のルール
許諾条件 エンドユーザーはWindows 7のライセンスにより、Windows Vistaに加え、Windows XPにダウングレードできる権利を許諾
権利の対象製品 OEM版/DSP版Windows 7 Professional、同Ultimate
適用期間 Windows 7出荷後から18カ月、またはWindows 7 SP1提供、どちらか早い日程を迎えるまで OEM版Windows 7の提供が終了するまで
OEM版の提供終了期間とは、PCメーカーからWindows 7搭載PCの出荷が終了するまでの日を差し、通常は最新OSの提供から2年間が最長(2010年10月現在はWindows 7後継バージョンのリリース日が未定のため、提供終了期間も未定となる)。ちなみにWindows Vistaは、Windows 7の2年後である2011年10月22日で終了

photo ダウングレード権の行使が許諾されるメディアの入手手段

 ダウングレード権の行使が許諾されるメディアの入手手段は、

  • PCメーカーより出荷され、自身が所持するPCに添付していた旧バージョンのバンドル(バックアップ)メディアやダウングレード用メディアを用いる
  • 一般店頭販売されていた旧バージョンのパッケージ版メディアを用いる
  • マイクロソフトが提供するボリュームライセンスメディアを用いる

 の3パターンがある。

 なお、PCバンドルメディア(メーカー独自のリカバリーディスクなど)はメーカーやシリーズが異なると使えないパターンは多そうだが、こちらはWindowsのダウングレード権に関するライセンス上では認められるという意味となる。一般ユーザーで適合する例が多そうなパッケージ版メディアを用いる手段は、ライセンス認証をPC個別に行う必要がある。ほとんどが初回アクティベーション済みと思われる(オンラインでの認証ができない)ので、ライセンス認証の電話窓口でダウングレード権を行使したい旨を伝えて実施する点に若干の注意が必要だ。

 主に企業向けとなるボリュームライセンス所持者は、Select契約およびEA契約と、Openライセンス契約で方法が少し異なる。Select/EA契約のユーザーはクライアントWindowsのライセンス購入“なし”に、マイクロソフト「ボリュームライセンスサービスセンター(VLSC)」からボリュームライセンス用メディア(データ)をダウンロードでき、ライセンスキーはライセンス認証専用の電話窓口でライセンスキーの発行を依頼することで実施できる。Openライセンス契約ユーザーは、後半の方法は同じだが、Windowsライセンスを“最低1つ必要”とする条件が若干異なる。



 というわけで、Windows 7の利用およびダウングレード権条件を満たすライセンスを所持するならば、正規版のメディアと対応するプロダクトキーを使用することで今後も(ライセンス上においては)Windows XPにダウングレードできる。

 適用条件や手段が少々複雑でやや面倒ではあるが、今後も業務あるいは検証用などにてWindows XP搭載PCが新規に必要という企業や一般ユーザーは、Windows 7のダウングレード権を行使することが手段の1つとして残されている。



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