インテル、組み込み機器向けAtomにFPGAを統合

» 2010年11月24日 12時59分 公開
[ITmedia]

 今回発表された「Atom E600C」シリーズは、すでに登場しているAtom E600シリーズにアルテラのFPGAを統合してシングルパッケージにしたモデルだ。そのため、Atom E600シリーズでサポートするHyper-Threading TechnologyとIntel Virtualization TechnologyはAtom E600Cシリーズでも対応する。

 プログラムによって入出力インタフェースやメモリインタフェースの構成などが自由にカスタマイズできるFPGAを統合したことで、組み込み用のCPUで求められる多様なカスタマイズ需要に容易に対応できるほか、設計プロセスの簡易化によって製品投入を短期間でできるのがメリットとインテルは説明している。

Atom E600Cシリーズの構成。アルテラのFPGAを統合したのが特徴だ

 今回登場するAtom E600Cシリーズは「Atom E665CT」、「Atom E665C」、「Atom E645CT」、「Atom E645C」、「Atom E625CT」、「Atom E625C」の6モデルで、出荷開始はAtom E665CT、Atom E665C、Atom E645CT、Atom E645Cが11月24日から60日以内、Atom E625CTとAtom E625Cは2011年第1四半期からの予定とされている。

モデル名 動作クロック グラフィックスコアクロック TDP 動作環境
Atom E665CT 1.3GHz 400MHz 3.6ワット −40〜85度
Atom E665C 1.3GHz 400MHz 3.6ワット 0〜70度
Atom E645CT 1.0GHz 320MHz 3.6ワット −40〜85度
Atom E645C 1.0GHz 320MHz 3.6ワット 0〜70度
Atom E625CT 0.6GHz 320MHz 2.7ワット −40〜85度
Atom E625C 0.6GHz 320MHz 2.7ワット 0〜70度

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