6コアよりも次世代GPUよりも、「FF14」が目立った自作PC市場:2010年アキバまとめ(PCパーツ編)(1/4 ページ)

» 2010年12月30日 12時51分 公開
[古田雄介,ITmedia]

2010年とこれからのアキバを全部ひっくるめて眺めてみる

 2009年末、アキバはWindows 7特需が冷めやらぬまま年末に向けて盛り上がりをみせ、PCパーツショップの店内ではRadeon HD 5970搭載カードやSATA 3.0対応マザー、USB 3.0インタフェースカードなどが新世代のパーツとして話題を振りまいていた。その一方で、電気街にはBLESS秋葉原本店やGENO工房が姿を消した寂しさも残された。

 それから1年が経過し、PCパーツと電気街、そしてアキバという街はどんな変化をみせたのか。今後の動向を見据えつつ、年をまたいで2010年を振り返っていきたい。まずはPCパーツの変遷を辿ってみよう。

1〜3月:GPU内蔵CPUで幕開けした2010年。SATA 3.0が瞬く間に“普通”の選択肢となった

GPU内蔵CPUは「Core i5-670/661/660/650」と「Core i3-540/530」、「Pentium G6950」の7種類

 2010年最初のトピックは、「Clarkdale」のコードネームで知られていた新しいCore iシリーズだ。「Intel Q57/H57/H55 Express」チップセットを搭載する対応マザーとともに1月8日から売り出され、以降エントリーからミドルクラスのCPUとして順調に普及していった。

 ClarkdaleはGPUを内蔵する初のCPUで、Core i5-6xxが3万円弱から2万円弱、Core i3が1万5000円弱から1万円強、Pentium G6950が1万円弱で登場。それまではチップセット側にグラフィックス機能を盛り込むのが常識だったため、多くのショップは新しいプラットフォームの仕組みを説明するポスターやPOPを張り出しており、当時は「注目度が高いだけにトラブルが怖い。Core i5は7xxがCPUのみで、6xxがGPU内蔵と特にややこしい。6xxとP55マザーを組み合わせたらGPUが使えないですし、説明が大変ですよ」(T-ZONE.PC DIY SHOP)といった声もよく耳にした。

 一方のAMDプラットフォームは、3月に新チップセット「AMD 890GX」を搭載したマザーボードがデビューしている。AMD 890GXと組み合わせるサウスブリッジ「SB850」がSATA 3.0にネイティブ対応しており、同時期に登場した初のSATA 3.0対応SSD「RealSSD C300シリーズ」の話題性と相まって人気を博した。

 TSUKUMO eX.は「AMD 890GXマザーは、AMD 790GXとAMD 785Gの“いいとこ取り”といったところで、待っていた人も多いですね。熱心なAMDユーザーだけでなく、SATA 3.0環境を堪能したいという人にも支持されています。現状で、SATA 3.0にネイティブ対応するのはコレだけですし」と話していた。

 なお、SATA 3.0対応ドライブは、2009年末にシーゲイトの2TバイトHDD「Barracuda XT ST32000641AS」が3万円弱で登場しているが、注目度が高まったのは2010年2月にウェスタンデジタルの2TバイトHDD「WD Caviar Black WD1002FAEX」が1万1000円前後で出回ってからだ。その勢いに乗って、CrucialからSSD「RealSSD C300シリーズ」がデビューしたことで自作界隈で一気にメジャーな選択肢となった。このハイペースぶりに、フェイス秋葉原本店は「SATA 3.0の普及はよくて夏ごろだと思っていました」と驚きを隠さなかった。

T-ZONE.PC DIY SHOPに張られていた新CPUの特徴を説明するポスター(写真=左)。1万8000円前後で登場したギガバイトのAMD 890GXマザー「GA-890GPA-UD3H」(写真=中央)。Crucial「RealSSD C300シリーズ」。256Gバイトモデルが7万円弱から8万円弱、128Gバイトモデルが4万円強から5万円弱で出回った(写真=右)

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