ThinkPadの未来をうらなう最初の一歩――「ThinkPad X1」発表会:ThinkPad史上最薄(2/2 ページ)

» 2011年05月17日 20時27分 公開
[後藤治,ITmedia]
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最新のThinkVantage Tecnologyで追加された新機能

レノボ・ジャパン ソフトウェア開発部長の麻生純一氏

 一方、ThinkPad X1固有の機能ではないものの、高性能なハードウェアをさらに使いやすくする取り組みとして、レノボ・ジャパンのソフトウェア開発部長である麻生純一氏がThinkVantage Tecnologyの新機能を紹介した。

 トピックに挙げられたのは、電力コントロール機能の「Power Manager」、ネット会議ツール「Communication Utility」、自動画面保護機能「AutoLock 1.0」、パフォーマンス最適化機能「Enhanced Experience」の4つ。

 Power Managerでは、システムのスリープや画面オフなど、節電したい日時をスケジューリングできるほか、バッテリー使用状況を監視、学習し、自動的に満充電容量を最適化してバッテリー劣化を抑えるバッテリー長寿命化機能や、充電時間帯を設定するピークシフト機能などが加わった。また、省電力設定だけでなく、ファンを高速回転させることでIntel Turbo Boost(高クロック動作)の継続時間を延ばす「Lenovoターボ・ブースト+」なども見どころだ。なお、省電力機能は、Active Directoryによりプロファイルの一括配信が可能なため、企業ポリシーに基づいて複数のPCを簡単に管理できる。

震災の影響による電力不足の懸念から、PCメーカー各社は2011年夏モデルでノートPCの節電機能をアピールしているが、ThinkPadでも同様にピークシフト機能を利用できる(写真=左)。その一方で、バッテリー寿命を延ばす設定やより高いパフォーマンスを発揮する設定など、細かく電源コントロールを行えるのが特徴だ(写真=中央/右)

 Communication Utilityでは、VoIP通話に特化した改善が施された。具体的には、通話時のマイク音声からキーボードのタイピング音を除去する機能や、指向性を持つプライベートモード(ThinkPadの前にいる人のみの音声を拾う)、逆に複数人での利用を想定して2メートルまでの音声も拾う複数会話モードが加わっている。また、Webカメラの映像を調節(コントラスト、明るさ、彩度など)できるようにしたほか、映像のスナップショット機能も備えた。

 AutoLock 1.0は、ThinkPadに内蔵されるWebカメラを利用したセキュリティ機能だ。キーボードやマウスの入力がなく、Webカメラでユーザーの顔が検出されなくなると、使用者が離席したと判断してPCの画面ロックを自動的に行う仕組み。これもActive Directoryによるポリシーの配布に対応している。

 Enhanced Experience2.0は、1.0に比べてPCの起動速度やシャットダウン、スリープなどに要する時間をさらに短縮した。例えば、SSDを搭載するThinkPad X1の上位モデルでは、電源投入からWindowsが起動するまで約17.6秒、シャットダウンが3.9秒、レジューム0.2秒と、さらに最適化が進んだという。なお、Enhanced Experience 2.0はSandy Bridge世代のThinkPad/Think Edgeシリーズで利用できる。

スリープや画面オフ、シャットダウンといった動作を日時でスケジューリングできる(写真=左)。使用者が離席すると自動的に画面ロックがかかる「AutoLock 1.0」。ただ、映像によるユーザー認証は行えない(画面=中央)。Communication Utility 2.0では、VoIP向けの機能が強化された。会話中にマイクが拾う音声を使い分けられる(写真=右)

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