レビュー
» 2011年08月09日 11時30分 公開

やっぱり気になる“地デジ”PC:“テレビよし、省スペースよし、価格よし”の新作ボードPC――「FMV ESPRIMO FH56/DD」を試す (3/4)

[望月瞬(撮影:矢野渉),ITmedia]

録画番組の配信やカット編集に対応したテレビ機能

テレビ機能の操作を家電感覚で行える赤外線リモコンが付属

 前述の通り、テレビ機能は地上/BS/110度CSデジタルの3波ダブルチューナーなので、裏番組の録画や2番組の同時録画/予約録画に対応する。リモコンも付属し、操作性は良好だ。リモコンの「テレビ」ボタンを押してから映像が表示されるまでは約4秒弱、リモコンで任意のチャンネル番号ボタンを押してから画面が切り替わるまでは約2秒だった。レスポンスもまずまずで、ストレスは感じない。

 テレビ視聴・録画ソフトはピクセラ製の「DigitalTVbox」だ。タイムシフト、データ放送、字幕、音声切り替え、映像切り替えなど、一通りの視聴機能をサポートしている。また、電子番組表と予約録画、録画番組の再生/管理/チャプター編集/DVDやBDへのダビングなど、テレビ関連のすべての機能を含む。

 DigitalTVboxのGUIはリモコン操作を重視したものだが、マウスでも操作できる。基本的には、フルスクリーン表示がリモコンモード、ウィンドウ表示がマウスモードだ。どちらのモードでもリモコンとマウスが使えるが、一部の操作(詳細設定、チャプター編集、DVD/BDメディアへのダビングなど)はマウスモード専用となる。

視聴画面のウィンドウ表示でメニューを開いたところ。通常はウィンドウ内がすべて映像表示となる(画面=左)。リアルタイムで視聴中には、裏番組表の一覧表示が可能だ(画面=右)

録画番組の保存先には複数のHDDを設定できる(画面=左)。録画中にHDD容量が不足した場合、別のHDDに切り替えて録画を継続する「リリーフ録画」にも対応する(録画先に3台以上のHDDを設定していても、リリーフ録画の適用は1回のみ)。録画のデフォルト設定を決めておける(画面=中央)。データ放送の保存を有効にしたり、録画時のデフォルト画質を設定可能だ。電子番組表の表示設定(画面=右)。チャンネルスキャンで見つかったチャンネル/サブチャンネルの中から、番組表で表示するものを選択する

 電子番組表は、詳細設定で選択したチャンネル/サブチャンネルだけを表示するようにしておくと見やすい。予約録画したい番組にカーソルを合わせ、リモコンの録画ボタンを押すだけで、予約録画が設定されるので簡単だ。録画ボタンの代わりに決定ボタンを押すと「詳細録画」の設定となり、録画の画質を設定できる。映像ストリームをそのまま記録するDRモード(最高画質)のほか、トランスコード録画するHX(高画質)/HS(長時間)/HL(超長時間)モードが選択可能だ。なお、DRモードの録画番組と、HX/HS/HLモードの録画番組は、混在してDVD/BDメディアにダビングできない点は覚えておきたい。

電子番組表は全画面表示(リモコンモード)のほうが情報量が多く見やすい。詳細予約の画面では、録画の画質や繰り返し録画の設定が行える

電子番組表や録画番組の詳細検索機能。検索条件にマッチした番組を自動で録画する「おまかせ録画」の機能は備えてない

 予約録画は、Windows 7のスリープ/休止状態からでも自動的に復帰して実行できる。録画終了後にスリープ/休止状態に移行する設定はないが、Windows 7の電源オプション(電源プランの編集)を使えば、録画終了後に一定時間のアイドル状態が経過した後に、スリープ/休止状態へ移行させることは可能だ。

 録画番組のチャプター編集機能は、CMカットなどの編集にも使える。不要な部分と必要な部分をチャプターで分割し、不要な部分を「スキップ」属性にすることで、不要な部分が再生されなくなる動作だ。デフォルトで自動解析が有効になっており、シーンチェンジやCM前後などのタイミングで、かなり正確に自動でチャプター分割してくれる。

 チャプター編集の結果はDVD/BDメディアへのダビングにも反映されるので、必要な部分だけをダビングできる。また、ダビングするときに、スキップ属性のチャプターをダビングするかしないかを選べるのも親切だ。

録画番組はサムネイル付きで一覧表示され、リモコンの1ボタンで数々の操作が可能だ(画面=左)。DVD/BDメディアへのダビング(書き出し)は、メニューから実行する。チャプター編集はマウスモード専用だ(写真=右)。編集対象の録画番組を任意のチャプターに分割し、チャプターごとに「再生」と「スキップ」の属性を設定できる。「スキップ再生」を行うと、再生属性のチャプターだけを続けて再生することが可能だ

DVD/BDメディアへのダビング(画面=左)。DRモードで録画した番組と、HX/HS/HLモードで録画した番組は、混在してダビングできない。「スキップ書き出しを行う」にチェックすると、チャプター編集で「スキップ」属性にしたシーンを除いてダビングされる。DRモードで録画した番組をDVDメディアに書き出すときは、画質モードを設定する(画面=右)。DVDの容量に合わせる「ぴったり」設定が便利だ。この画面では隠れて見えないが「スキップ書き出しを行う」の設定も可能だ

 また、「PIXELA Digital MediaServer」というDTCP-IP対応のサーバソフトも付属する。同じくDTCP-IPに対応した再生デバイスや、PCのDTCP-IP対応プレーヤーソフトを使って、FH56/DDのDigitalTVboxで録画した番組を家庭内ネットワークで視聴することが可能だ。

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