「Logicool Keyboard Case For iPad 2」は一粒で三度もおいしい?ちょっと気になる入力デバイス(2/2 ページ)

» 2011年09月24日 00時00分 公開
[PC USER編集部 入力デバイス取材班,ITmedia]
前のページへ 1|2       

Bluetoothキーボードとしての使い勝手は?

保護カバー部分をひっくり返すと、アイソレーションデザインの英語キーボードが現れる

 ケースの内側にあたる部分には、79キーの英語キーボードと、電源スイッチ、Bluetooth接続用ボタン、そしてiPad 2を差し込むためのスリットが用意されている。ロジクールのロゴはこちら側にしか入っていない。

 パンタグラフ式のキーボードはいわゆるアイソレーションデザインを採用しており、主要キーのキーピッチは約17ミリ、キーストロークは約2ミリを確保している。キーレイアウトは標準的なQWERTY配列で、左下の地球マークがあるキーを押すと、入力言語を切り替えられる。最下段や端のほうにあるキーは小さいが、慣れればタッチタイプも十分可能だろう。

 この製品に限ったことではないが、ハードウェアキーボードを使うことで、iPad 2にソフトウェアキーボードを表示する必要がなくなり、画面を広く使って文字入力を行えるのもうれしい。

 キータッチについては、弱い力でキーを押下できるが、下に頑丈なアルミ板があるため、底突き感がしっかりしている。強い力がたたくとわずかにたわむが、文字入力への集中を妨害するようなレベルではなく、おおむね軽快に入力できる。ただし、ケースの縁が立っているので、ホームポジションに手を置いた状態で、手のひらに縁が当たるのは気になった。

Logicool Keyboard Case For iPad 2とiPad 2をBluetooth接続し、キーボード入力
(表示されない場合はこちらから)


 キーボード最上段にiOS用の各種ショートカットキーが搭載されているのは、iPad 2専用製品ならではだ。左から、ホーム、検索、スライドショー、ソフトウェアキーボードの表示/非表示、カット、コピー、ペースト、前のトラック、再生/一時停止、次のトラック、消音、音量ダウン、音量アップ、iPad 2のロック/解除といった14のキーが並ぶ。特に押す頻度が高いホームボタンを左上に備えているのは重宝する。2度押しのタスク切り替えもこれなら手軽だ。

キーボード最上段に14個のショートカットキーが並ぶ

 キーボード上部のスリットには、iPad 2を横位置でも縦位置でもセットできる。セットした状態では安定感があり、iPad 2の重さで後ろに倒れそうになるようなことはない。iPad 2をセットすると、120度程度のチルト角度になり、ノートPCに近い感覚でキーボードを扱えるハズだ。ただし、チルト角度は調整できないので、ヒザの上やローテーブルなど低い場所に置くと、画面を上から見るような格好になる。

 バッテリーは薄型のリチウムポリマーバッテリーを内蔵。フル充電の状態で公称駆動時間は約1時間40分、電池寿命は最大約1カ月とされている。iPad 2の長いバッテリー駆動時間を考えると、外出してバリバリ長文を書き続けるには少し心もとない。ケースの側面にはUSBのMicro-B端子があり、付属のUSBケーブルを用いて充電する仕組みだ。USB経由で充電できるため、iPad 2に付属のUSB電源アダプタを利用できる。

キーボード上部にはスリットが設けられ、iPad 2を横位置でも縦位置でもセットできる(写真=左/中央)。リチウムポリマーバッテリーを内蔵しており、付属のUSBケーブルを用いて充電する(写真=右)

PC USER編集部Gのインプレッション

 アルミの外装は保護カバーとしての安心感とともに、携帯する際の見た目がいい。ただ、欲を言えば表面の仕上げをもう少し細かくしてiPad 2に似せて欲しいところ。キーボードのキーレイアウトは自然で、ストロークは約2ミリと、モバイルキーボードの中では打ちやすいほうだが、キーを押下したときの少しカチャカチャした音は静かな場所で気になった。

 キーボードの重量は実測値で339グラム(仕様では420グラム)、iPad 2を合わせた重量は1キロ近くになる。もし常時キーボードをバリバリ使いたいなら、いっそ11インチMacBook Airを買ってもいい気がするが、すでにiPad 2を持っているユーザーがモバイルキーボードを買い足すには有力候補に挙がるだろう。



PC USER編集部Kのインプレッション

 iPad 2を装着して持ってみると、収まりはいいが、少し重いかなと感じた。期待が大きすぎたのかもしれない。iPad 2は薄さと軽さが魅力の製品なので、アルミ保護カバーによる耐衝撃性と、ハードウェアキーボードで得られる快適な文字入力のために、どこまでガマンできるかが問われる。個人的にはもう少し軽ければ、印象が大きく変わると思う。

 キーボードの作りに不満はなく、打ちやすかった。これならメモ程度ではなく、長文の入力もなんとかなる。ただ、手のひらの外側が、キーボードのケースの縁に当たるのは気になった。縁の角を取るか、ゴムなどで覆ってくれると、さらに快適にタイピングができそうだ。



PC USER編集部Tのインプレッション

 iPad 2とキーボードを同時に、しかも省スペースに携帯したいと願う人にとっては要チェックの製品。小型軽量を最優先すれば、2つ折りのBluetoothミニキーボードのような製品もあるが、長文を安定して入力できるのは間違いなくこっちだ。iPad 2と合体させて1冊のファイルのように持ち運べるので、バッグへの収まりもいい。ZAGGコラボのアルミ保護ケース部分もカチッとした頑丈な作りで好印象だ。

 価格は安くないと思うかもしれないが、キーボード自体がiPad 2の保護ケースとスタンドを兼ねていることを忘れてはいけない。スタンド付き保護ケース+キーボードの費用として考えた場合、買い得感も増すのではないだろうか。



前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  3. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  4. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  5. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  6. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
  7. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  8. ASRock、“CPU起動トラブルを解決”するSocket AM5マザー用のβ版BIOSを公開 (2026年02月10日)
  9. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
  10. 梅田の街がeスポーツに染まった3日間――「Osaka GeN Scramble」で見えた、地域とデバイスが融合する最新イベントの形 (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年