NECは10月17日、ヘッドマウントディスプレイを組み合わせた身体装着式コンピュータ「Tele Scouter」の新モデルを発表、本日より販売を開始する(出荷は12月26日開始予定)。ユニット本体の価格はベーシックモデル(専用メガネフレーム付)が40万円から。専用の遠隔業務支援ソフト(サーバ/クライアントソフト含む)が199万円からとなっている。
Tele Scouterは、半透明の映像を視野の一部に表示できるメガネ型ヘッドマウントディスプレイと、映像出力/通信を行う小型コンピュータで構成されるウェアラブルコンピュータで、保守点検業務や組み立て業務などの支援を実現する。
今回発表となったモデルでは、新型ヘッドマウントディスプレイの採用により視認性と画質を向上させた。またコンピュータ部分を重量/サイズともに従来比で約50%に小型軽量化したことで、腰ベルトに違和感なく装着することができる。Bluetooth接続にも対応しており、各種外部機器との連携も可能だ。
バッテリー駆動時間は4時間以上(動作条件により変化)。本体サイズおよび重量は、ディスプレイ側が75(幅)×35(奥行き)×40(高さ)ミリ/約64グラム(メガネフレーム含まず)、ベースユニット側が90(幅)×140(奥行き)×55(高さ)ミリ/約360グラム(ホルダー/バッテリー含む)。
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