これさえあれば、とりあえず安心?――“ほぼ全機種対応”のモバイルバッテリー「PowerWalker」を試す2台同時充電が便利

» 2011年11月09日 16時00分 公開
[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]

スマホのバッテリー切れは勘弁

 最近、HTC EVO WiMAX ISW11HTとbiblioの2台持ちから、EVO WiMAXに一本化した。今までケータイで行っていた、メールや電話もスマートフォンで行うようになり、スマートフォンのバッテリー消費が早くなった。平日は夜まではかろうじてバッテリーは残っているものの、仕事帰りに飲みに行くなどという話になれば、まず間違いなくバッテリー切れとなる状況に陥る。

 もちろんWiMAXスマートフォン1台持ちにしてからは、バッテリー管理に気をつけるようにはなっている。しかし、夜寝ている間に充電し忘れたり、WiMAXを有効にしたままにするなどのミスはたまに起きてしまう。ケータイならば、夜に充電し忘れたくらいですぐにバッテリー切れになることはほとんどないが、EVO WiMAXは充電の機会を逃すとバッテリー切れの危機に陥ることがよくある。

 スマートフォンユーザーならば、そんなピンチに遭遇したことは一度はあると思う。2台持ちだったころはどちらかのバッテリーが切れてもなんとかなったが、もうそんなことを言ってはいられない。というわけで今回は、POWEREX-JAPAN(以下、POWEREX)のモバイルバッテリー「PowerWalker C5500」を導入し、使い勝手を検証する。

8種類のアダプタで、ほぼ全機種に対応

photo 「PowerWalker」シリーズの容量5500mAhモデル「C5500」

 PowerWalkerシリーズは、付属する8種類のアダプタにより、さまざまなモバイル端末を充電できるのが特徴だ。iPhone/Android端末のほかGALAXY Tab/Optimus Pad L-06C、iPad、フィーチャーフォンにも対応する。容量が2800mAhの「C2800」と5500mAhの「C5500」の2種類を用意する。

 どちらも1アンペア出力の5ボルトUSBポートと本体充電用のUSB micro-B端子を備える。C5500は出力用のUSBポートを2つ装備し、別途ケーブルを用意すれば2台同時の充電も可能だ。

photophotophoto C5500のパッケージ(写真=左)。8種類のアダプタが付属する(写真=中央)。C5500は出力用のUSBポートを2つ装備し、2台同時の充電が可能だ(写真=右)
photo 充電中でなくとも、ボタンを単押しするとLEDが2秒ほど光り、バッテリーの残量が分かる

 使い方はとても分かりやすい。本体と端末を付属のケーブルでつなぎ(端末に合ったアダプタを選んで接続する)、本体前面のボタンを2秒程度長押しすると充電が始まる。充電を止めたいときは、再びボタンを2秒程度長押しすればよい。非接続時は15秒経過すれば自動的に電源がオフになる。

 充電中(端末への充電でも、本体の充電でも)は本体前面のLEDが点灯し、バッテリーの残量を表示する。LEDは4つあり、点灯するLEDが多いほど残量が多いことを示す。LEDが残り1つになると、しばらくすると電源が自動的にオフになる。また、充電中でなくとも、ボタンを単押しするとLEDが2秒ほど点灯し、バッテリーの残量が分かるようになっている。

充電のスピードはなかなか、本体のバッテリー管理に注意

 それでは、ケーブルを接続して充電してみよう。一例としてEVO WiMAXがどれくらいの早さで充電されるのか調べた。移動中に充電しつつ端末を使用したり、カフェで休むとき、ちょっとした用事を済ませているときに急速にバッテリーを回復してもらいたい。バッテリー残量10%のEVO WiMAXを1時間充電し、10分ごとのバッテリー回復具合を追ったのが以下の表だ。テストは3回行い、バッテリー残量の数値は3回の平均値となる。

バッテリー充電テスト(画面表示、WiMAXアンテナはオフ、アプリ「battery mix」を起動)
経過時間 バッテリー残量
0分 10%
10分 19%
20分 28%
30分 38%
40分 49%
50分 58%
60分 67%
photo 2台同時充電のときも、充電のスピードはあまり変わらない

 結果を見ると、およそ10分で9%という早さで充電されている感じだ。これは付属ACアダプタとAC電源で充電する場合と同等の早さだ。残量が0%からでも約2時間弱でバッテリーはフル充電される。

 ただし、製品に付属するUSBケーブルを用いないと、充電速度が落ちる可能性があることに注意したい。EVO WiMAXに付属する充電用のUSBケーブルを本製品に接続したが、10分あたり約4%増加となり速度は半減した。製品付属のケーブルを用いれば、PCに接続した場合もおよそ10分で約9%バッテリーは回復する。

 iPodやiPhoneを同時に接続し、EVO WiMAXと2台同時充電も行ってみたが、充電速度に変化はなかった。

 3G接続にて、TwitterやWebブラウザなど普段使う通信をともなうアプリケーションを操作しながら充電してみたところ、20分ほど電車に乗っている間にバッテリーは15%ほど、10分換算で7%ほど充電された。なお、携帯しながらの充電は、スマートフォンも本機も温度がやや上がることに注意したい。接続部やバッテリー周辺の温度が約40度ほどまで上昇した。

photo PCと接続して充電してみたが、満充電になるまで8時間弱かかった

 一方、本体バッテリーの充電は、5ボルト/500mAhとなるPCのUSB接続において、フル充電になるまで7〜8時間を要する。本機の導入でスマートフォンのバッテリーは安心になるが、本体バッテリーの充電も忘れてはならない。利用シーンを考えると毎日充電する必要はないと思うが、気がついたら本体のバッテリーを充電する習慣をつけておくとよさそうだ。

 携帯性はどうか。本体サイズは73.5(幅)×113.5(奥行き)×18(厚さ)ミリと、厚みを除けば大きめのスマートフォンと同じくらいのサイズだ。重量も160グラムと比較的軽量で、バッグに入れるにも苦にならない。専用ケースが付属し、携帯時のキズや汚れから本体を守ってくれる。

photophoto C5500は厚みを除けば、大きめのスマートフォンと同じくらいの大きさだ(写真=左)。専用ケースが付属する(写真=右)

同時充電が必要なら5500mAhモデルを

photo タブレットを充電するならばC5500がよい。本体のバッテリー容量をすべて使用してもタブレットでは満充電にならない場合が多い

 C5500とC2800、どちらがよいか。2台同時充電が必要な場面がある、またはタブレットを充電するのならば5500mAhタイプが向いている。スマートフォン+ケータイなど複数台持ちの人にはもちろん、スマートフォンとiPodの同時充電もかなり便利な場面が多かった。

 容量が少ない2800mAhはスマートフォン1台のみを持ち歩くような人、5500mAhモデルはたくさんのガジェットを持ち歩くような人に。切り替えアダプタが複数付属し、使い方も簡単なのでスマートフォンやケータイを持ち歩くほぼすべての人に勧められる。モバイルバッテリーの購入を検討しているならば、ぜひともチェックしてほしい。

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