ノートPCらしからぬゲーミングモデル――「NEXTGEAR-NOTE i751GA4-SP」:高速ツインドライブ!?(1/2 ページ)

» 2012年03月22日 17時49分 公開
[小川夏樹(撮影:矢野渉),ITmedia]
G-Tuneブランドの「NEXTGEAR-NOTE i751GA4-SP」。3月22日現在、通常価格から5250円オフの特価キャンペーン中だ

 マウスコンピューターのゲーム専用ブランドである「G-Tune」は、その製品コンセプトから当然のごとく、各種PCゲームが満足に動作するための高い性能を備えている。とはいえ、家庭向けゲーム専用機とは異なり、各ゲームタイトルの要求スペックに沿う形で、ユーザー自身がBTOでスペックをカスタマイズできる。

 例えば、FPSやTPSのような数フレーム差で勝負が決まるシビアなゲームでは、ハイエンドCPUとマルチGPU構成でフレーム落ちのない性能を発揮するモンスター級のスペックが要求される。また、それらに比べれば比較的負荷は低いものの、MMORPGの人気タイトルを高解像度かつ各種効果をフルで有効にするとなると、やはりかなりの性能が求められる。

 その一方で、Flashを使ったWebブラウザゲームやシミュレーションなど、グラフィックス面でそれほど性能を必要としないものもあり、プレイするゲームに見合ったスペックのPCを選ぶのが製品選択の大原則になる。マウスコンピューターの製品は、こうしたユーザーごとに最適なスペックをBTOで実現しているわけだ。

 今回紹介するG-Tuneノート「NEXTGEAR-NOTE i751GA4-SP ゴールドモデル」は、ノートPCとしてはかなりハイスペックなモデルだ。テンキーまで備えるA4フルサイズのボディに15.6型のフルHD液晶ディスプレイを搭載し、CPUにはクアッドコアのCore i7-2860QM(2.5GHz)を搭載。さらにメインメモリは大容量の32Gバイト、起動ドライブに120Gバイトの高速SSD、そしてグラフィックスにはノートPC向けの高性能GPUであるNVIDIA GeForce GTX 560M(グラフィックスメモリ1.5Gバイト)を採用するなど、かなり豪華な仕様となっている。また、大画面ノートPCながら光学ドライブを省き、ブートドライブのSSDとは別に1TバイトHDDをデータ用に搭載したユニークな構成だ。

A4フルサイズノートで光学ドライブレスという構成はアリなのか?

底面カバーを外すと、CPUとGPUに装着された銅製のヒートシンクが大口径ファンに伸びているのが分かる。いかにもゲーム向けのハイエンドノートらしい構造だ。本来光学ドライブがあるベイにデータ用のHDDを配置している

 現在、ノートPCのドライブ構成は、2スピンドル(HDDと光学ドライブ)、1スピンドル(SSDと光学ドライブ、またはHDDのみ)、そして0スピンドル(SSDのみ)の3つに分類できる(大昔はFDDを含めた3スピンドルという構成もあったが)。

 今回試用したNEXTGEAR-NOTE i751GA4-SP(以下、i751GA4-SP)のように、テンキーまで備えたA4フルサイズのノートPCであれば、DVDスーパーマルチやBlu-ray Discドライブを搭載する2スピンドル構成が一般的だ。しかし、i751GA4-SPの標準構成では光学ドライブは省かれている。あまり見かけない構成だ。

システムドライブにインテルの高速SSDであるIntel 520シリーズを用い、データ用に1TバイトHDDを搭載する“ツインドライブ”構成だ

 よくよく考えてみると、最近の3Dゲームはオンラインでインストール用の巨大なファイルをダウンロードすることが多くなってきている。そうしたゲームをメインにプレイするのであれば、インストールに光学ドライブは必要ない。むしろ起動用の128GバイトSSDだけでは、ゲームをいくつかインストールしていくと、あっという間に空き容量が厳しくなってしまう。SSDはシステムメインにして、別途ゲームをインストールするストレージが必要になる。

 「ゲームを快適に動かすためにはCPU性能、グラフィクス性能は落としたくない」「システム全体のパフォーマンスに影響するのでSSDによる快速起動やシステムのキビキビしたレスポンスも捨てられない」「かといってこれ以上本体価格を高く設定(大容量SSDを使うなど)したくない……」といった流れから、最終的に省略できるパーツが光学ドライブだったと想像できる。もちろん、i751GA4-SPはBTOで光学ドライブを追加することはできるが、その場合でもUSBの外付けポータブルドライブとなる。

DirectX 11対応のNVIDIA GeForce GTX 560Mを搭載

 光学ドライブレスである以外は、本体サイズが374(幅)×264.5(奥行き)×44(高さ)ミリ、重さ約3.17キロのA4フルサイズノートPCである。外観は角部を尖らせたシャープな仕上がりで、いかにもゲーム向けブランドのノートPCというイメージだ。

 ディスプレイは1920×1080ドット表示に対応する15.6型の光沢液晶。キーボードは日本語103キーでテンキーまで搭載する。キーピッチ約19ミリ、ストローク約2ミリのアイソレーションタイプとなっており、タッチ感はまずまず。一部機能はファンクションキーとの併用になるが、配列も素直な部類で余裕をもってタイピングできる。ポインティングデバイスはタッチパッド方式だ。もっとも、ゲーム用途であれば別途マウスを用意したほうがよいだろう。

1920×1080ドット表示対応の光沢液晶ディスプレイを搭載。映り込みはそれほど気にならなかった(写真=左)。テンキー付きのフルサイズキーボードは、流行のアイソレーションタイプになっている。2つのキーを同時に押してしまうといったミスがなく、打ちやすい(写真=右)

 前述の通り、CPUにはSandyBridge世代のクアッドコアCPUであるCore i7-2860QM(2.5GHz)を採用する。4つのコアとHyper-Threading技術によって同時実行可能なスレッドは8、標準では動作クロックが2.5GHzだが、Turbo Boost動作時はシングルコアで最大3.6GHzと、ノート向けCPUながら3GHzオーバーのという高クロック動作になる。それでいてTDPは45ワットと低いのが特長だ。

 これに外部GPUとして、DirectX 11に対応したNVIDIA GeForce GTX 560M(グラフィックスメモリ1.5Gバイト)を搭載している。CPUに内蔵されているIntel HD Graphics 3000は有効になっていないため、NVIDIAのOptimusテクノロジーは利用できない。というよりは、あえてオフにし、「漢(おとこ)は黙ってGPUフル回転!」という性能重視の仕様といえる。

Intel HM65 Expressベースの基本システムにモバイル向けCore i7-2860QM(2.5GHz)を搭載。コア数は4、Hyper-Threadingによって同時実行可能なスレッドは8だ。Turbo Boost時の動作クロックは、シングルコアで最大3.6GHz、デュアルコアで最大2.8GHz、クアッドコアで最大2.6GHzになる(画面=左)。メインメモリは、8Gバイト容量のPC3-10600 SO-DIMMモジュールを4枚、合計で32Gバイトも搭載している。仕様上の上限だ。ちなみにメモリ容量をBTOで16Gバイトにすると2万8350円安くなる(写真=中央)。外部GPUとしてGeForce GTX 560Mが搭載されている。DirectX 11世代のGPUで、ノートPC向けながら3Dゲームを快適に動作させるパフォーマンスを持つ。NVIDIAのOptimusには非対応(画面=右)

 インタフェースは、本体右側面にUSB 2.0が1基とヘッドフォン、マイク、および音声入出力のジャックがある。左側面には手前からメモリカードスロット、IEEE1394、USB 2.0、2基のUSB 3.0、ギガビットLANの順で並ぶ。背面にAC電源用コネクタとDVI出力、HDMI出力、USB 2.0/eSATA兼用ポートが用意される。このほか、IEEE802.11b/g/n対応の無線LANとBluetooth V3.0を搭載し、液晶パネル上部には200万画素のWebカメラが内蔵されている。

本体前面/背面/左側面/右側面

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  2. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  6. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  7. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  8. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  9. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
  10. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー