SSD一斉値下げ、120Gバイトクラスは1万円切り週末アキバ特価リポート(1/2 ページ)

» 2012年06月02日 10時57分 公開
[古田雄介(ぜせ),ITmedia]

「価格改定説や他店対抗説が混在していますね」――突然お買い得度が上がったSSD

TSUKUMO eX.の120Gバイト級SSDの価格表。1万円切りのモデルが複数並ぶ

 6月に入った金曜日、アキバのパーツショップではSSDの価格表が刷新される光景がみられた。インテルの「SSD 520/330」シリーズや、プレクスターの「M3 Pro/M3」シリーズ、クルーシャルの「m4」シリーズなどで、前週比1割を超える大幅な値下がりが発生した。各社のエントリーシリーズでは、主力の120〜128Gバイトモデルが1万円前後になるなど、にわかに割安感が高まっている。

 突然の値下げの要因は、「他店対抗のプライスダウンということで上から連絡が来ました」や「代理店レベルで価格改定が入ったみたいです」など、諸説のウワサが飛び交っているが、TSUKUMO eX.のベテラン店員氏は「たぶんどちらの要素もあるんだと思います。もともと最近はSSDが順調に安くなっていましたし、120Gバイト級SSDが街全体で週末特価の目玉に据えられたりしていましたから。そういう下地があったうえで、フッと地盤沈下みたいに一斉値下がりしたんじゃないかなと」と推測していた。

 PC DIY SHOP FreeTが「価格情報の確認が追いつかなくて、朝から本当余裕がない状況です。あまりに突然でちょっと予想は難しかったですよ」と語るとおり、対応に苦労するショップは少なくない。

 一部のショップからは「タイ洪水のときのHDDの混乱を思い出しました」とのコメントも聞かれたが、週末時点では値下げ対象の各モデルの在庫は街全体で潤沢にある。店舗側は大変ながら、高速なストレージ環境を求める人にとってはうれしい週末になりそうだ。

PC DIY SHOP FreeTのSSD価格表。後付けの値札がズラリと張られている(写真=左)。人気シリーズの主力が軒並み値下がりした(写真=右)

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月20日 更新
  1. Thunderboltがあればメイン環境を持ち歩ける? 「ThinkPad P14s Gen 6 AMD」と外付けGPUユニットを試してみた (2025年12月19日)
  2. 徹底解説:iOS 26.2で解禁される「代替ストア・決済・ブラウザ」のメリットと、ユーザーが知っておくべきリスク (2025年12月18日)
  3. 香港と深センのPC向けメモリ/ストレージ価格はどうなっている? 日本の状況と比べてみた (2025年12月19日)
  4. PC版「ホグワーツ・レガシー」の無料配布が間もなく終了 累計販売4000万本突破、“ハリポタ”舞台のオープンワールド・アクションRPG (2025年12月18日)
  5. 「こりゃ買えないわ」の声――ついに30万円突破の128GB DDR5メモリも (2025年12月20日)
  6. ナカバヤシ、小型トラックボールを内蔵した薄型ワイヤレスキーボード (2025年12月19日)
  7. 電源内蔵で配線がスッキリする「エレコム スイッチングハブ EHC-G08MN4A-HJB」が17%オフの4980円に (2025年12月18日)
  8. Steamで2025年最後の安売り「ウインターセール」開催中! 恒例の「Steamアワード」も投票開始 (2025年12月19日)
  9. 3COINSで1万6500円の「10.1インチ タブレット」を試す 雑に扱える手軽さで、子供や大人の2台目に検討の価値アリ (2025年12月20日)
  10. ついにファッション界へ進出!? 「HHKBユーザーミートアップ Vol.9」濃厚イベントレポート (2025年12月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー