Dockコネクタが「Lightning」コネクタに 変換アダプタは2800円

» 2012年09月13日 06時47分 公開
[園部修,ITmedia]

 Appleが9月12日(現地時間)に発表した「iPhone 5」「iPod touch(第5世代)」「iPod nano(第7世代)」は、デバイスの下部に用意されている外部接続用の端子が新しいものに変更されている。従来は、30ピンのDockコネクタが搭載されていたが、より小さく、裏表どちら向きにも挿入できる8ピンの「Lightning」という名称のコネクタに変わっている。

 これまでAppleのiOSデバイスは、iPhoneやiPod、iPadで共通のDockコネクタを採用してきたため、周辺機器も非常に多く、Dockコネクタ経由でさまざまな入出力を実現してきた。しかし、新型のLightningコネクタはDockコネクタとは互換性がなく、既存の周辺機器はMade for iPod/Made for iPhone認証を受けたものであってもIPhone 5や第5世代iPod touch、第7世代iPod nanoではそのまま利用することはできない。

 このためAppleは、30ピンのDockコネクタを新しい8ピンのLightningコネクタに変換できる小型のアダプタを用意した。USB端子を持つDockコネクタケーブルなどにこのアダプタを付ければ、Lightningコネクタとして利用可能だ。カーオーディオ用のFMトランスミッタや、Dockコネクタに直接接続する周辺機器などは、このアダプタを介することで、iPhone 5などにつなげられる可能性がある。「Lightning - 30ピンアダプタ」は2800円。

 なお「Lightning - USBケーブル」は1880円なので、予備のケーブルが必要な場合はケーブルを購入した方が安い。どうしても利用したい周辺機器があるが、Lightningコネクタを備えるモデルが存在しない場合などに使うことになりそうだ。

PhotoPhoto 左が従来の30ピンコネクタ(Dockコネクタ)、右がLightningコネクタ。ピンが8本に減ったほか、裏表どちら向きでもさせるようになり利便性が向上している。Lightning - 30ピンアダプタは2800円

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