クリエイティブ、24ビット/192kHz出力対応のハイエンドサウンドカード「Sound Blaster Z」シリーズ

» 2012年10月12日 14時00分 公開
[ITmedia]
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ハイエンドゲーマー、PCオーディオユーザーに向く高品位サウンドカードの新シリーズ

photo ハイエンドモデル「Sound Blaster ZxR」

 クリエイティブメディアは10月12日、PCI Express接続のPC用サウンドカード「PCIe Sound Blaster Z」シリーズ3モデルを発表。2012年10月下旬より順次発売する。

 ラインアップはサウンドカード本体と外付けコントロールユニット「Audio Control Module」、デジタル入出力付きドーターカードを含むハイエンドモデル「SB-ZXR」、Audio Control Moduleを含むミドルレンジモデル「SB-ZX」、ゲーミング/エンターテインメント向けのベーシックモデル「SB-Z」の3モデル。価格はオープン、同社直販サイト価格はSB-ZXRが1万9800円(税込み、以下同)、SB-ZXが1万5800円、SB-Zが1万2800円。

 PCIe Sound Blaster Zシリーズは、デスクトップPC向けの新世代サウンドカードのハイパフォーマンスモデルとして展開。クアッドコアのオーディオプロセッサ「Sound Core3D」を活用したハードウェア演算処理技術 SBX Pro Studioテクノロジーや高品位DAC、24ビット/192kHzのハイレゾ出力が可能なステレオダイレクト出力モード、多彩な音声入出力インタフェース、ボリューム/ヘッドフォン端子/マイクを内蔵する外付けコントロールユニット「Audio Control Module」(ZxR、Zx)など、高品位なPCサウンド環境を整えたい層に向く特長を備える。

 上位モデルに付属するAudio Control Moduleは、手元でのボリューム操作に加え、6.3ミリ標準のヘッドフォン/マイク+3.5ミリヘッドフォン/マイク端子のほか、ステレオアレイマイクを内蔵し、周囲の騒音を効果的に低減する「CrystalVoice Noise Reduction」、マイクの集音範囲を調節することで範囲外の音を遮断する「CrystalVoice Focus」、一定の距離であればマイクからの遠近に関わらず集音した音声の大きさを均一化する「CrystalVoice Smart Volume」といった機能を利用できる。

 音声入出力インタフェースは5.1chのアナログライン出力、光デジタル入出力端子を各モデルで実装。PC内の音声データをDolby Digital/DTS信号にエンコードしてデジタル伝送できる「Dolby Digital Live」「DTS Connect」機能や最大600オームのハイインピーダンスヘッドフォンも駆動できる性能を備える。アナログフロント出力用オペアンプは、好みに応じて交換できる交換式ソケット仕様となっている。

 ハイエンドモデルのSB-ZXRはS/N比124デシベル、再生周波数特性は10〜90kHz。メインカードにヘッドフォン/マイク入出力×各1(6.3ミリ標準)、ライン出力×3(アナログRCA、3.5ミリステレオミニ×2)、ドーターカードにライン入力(アナログRCA)、光デジタル入出力×各1(角形)、Audio Control Moduleにヘッドフォン出力×2(6.3ミリ標準×1、3.5ミリ×1:排他)、マイク入力×2(6.3ミリ標準×1、3.5ミリ×1:排他)、ステレオアレイマイク(内蔵)を実装する。

 接続インタフェースはPCI Express x1。カードサイズはSB-ZXRが167(長さ)×111(幅)ミリ(ドーターカードは93×100ミリ)、SB-ZX・SB-Zは125(長さ)×111(幅)ミリ。対応OSは64ビット版を含むWindows 8/7。

photophotophoto ミドルレンジの「Sound Blaster Zx」(写真=左)とベーシックモデルの「Sound Blaster Z」(写真=中央)。Sound Blaster ZxR、同Zxには外付けオーディオコントロールユニット「Audio Control Module」(写真=右)が付属する


 あわせて、既存モデル「PCIe Sound Blaster Recon3D」の価格改定も行う。同社直販サイト クリエイティブストア価格は、旧価格の1万2800円→8700円となる。改訂日は本日10月12日から。



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