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» 2012年10月17日 11時55分 公開

「iPhone 5」のLTEテザリングは都内以外でも快適? 島根と箱根でテストしてみた広田稔のiPhoneでいく(11)(2/4 ページ)

[広田稔,ITmedia]

箱根までの道のりでもチェック!

 島根だけピンポイントで検証した結果で、LTEとWiMAXの傾向を語るのもアレなので、もう1カ所、別の場所でも検証してみることにした。選んだのは、首都圏から観光で行く人が多そうな箱根。移動の途中で立ち寄りそうな高速道路のサービスエリア/パーキングエリアで計測してみて、電波の入りや体感速度がどれくらい変わるのかを見ていく。

 結論からいうと、小田原までLTEは意外とつながって活躍してくれるが、箱根まで行くとWiMAXのほうが入りやすいという感じだ。

港北PA

東名高速でまず最初に検証したのが神奈川県横浜市にある港北パーキングエリア。トイレ前の屋内にあった休憩スペースでテストした。窓際だったせいか、接続している人が少なかったのか分からないが、ここではHTCのWiMAXのほうが速く、YouTubeの動画再生も難なくこなしてくれた。iPhoneはLTEがつながらないこともあったが、テキストベースのサイトは普通に使える感触だ。

港北パーキングエリア。それほど差はない印象

海老名SA

 さらに東名を下って箱根方面に向かい、海老名サービスエリアに立ち寄って、フードコートのど真ん中で検証してみた。室内だったせいか、HTC JはWiMAXがつながったもののアンテナが0本でデータがなかなか降りてこない。そこで仕方なく3Gを利用した。

 結果は、LTEが入ったiPhoneの圧勝で、YouTubeのフルHD動画ですら途切れずに見られた。ちなみに海老名SAでは、公衆無線LANの「FREESPOT」が提供されていたが、ダウンロードが0.6Mbpsとまったく使い物にならないレベルだった。この点でLTEが入るiPhoneがあってよかったと実感。

海老名SA。ここではiPhone 5(LTE)の圧勝だった

小田原PA

 事故渋滞に3時間ほどハマって、ようやく小田原厚木道路に入り、たどり着いた小田原PAで検証。屋内ですわれる場所が埋まっていたため、屋外のベンチに陣取って計測した。ここでもiPhoneがLTEで勝利。さすがにダウンロード速度が6Mbps近くなると、フルHDの動画でも途切れずに再生してくれる。固定回線並の感覚だ。

小田原PAに到着。結果はここでもiPhone 5(LTE)の勝利。LTEが入るなら強い

箱根峠・道の駅

 最後は芦ノ湖を望む、箱根峠にある道の駅でテスト。さすがに観光地の屋外でPCを出すのは微妙な感じだったが、これもテストのためなのです。

 結果はHTCの圧勝で、最高で12Mbpsを超えるというWiMAXの底力を見せてくれた。この状態ならYouTubeのフルHD動画もスムーズに見られた。iPhoneは3Gでの接続だったが、3.19Mbpsと意外に健闘している印象。

道の駅でテスト。観光地だって気にしない。結果はHTC(WiMAX)の勝利

 今回の結果をまとめると以下の表のようになる。iPhone 5はもっとLTEが入りにくいのかと予想していたが、結局、つながらなかったのは箱根のみという結果になった。いったんLTEの圏内に入れば、安定して速度も出ていて快適という印象だ。

 それにしても驚いたのは、最も速かったのがHTC Jで、しかも箱根での計測だったということ。9Mbpsというと、場所によっては固定回線のADSLをも凌駕する速度のはず。WiMAXなら高速通信できるデータ容量の制限がない(iPhone 5は月7.5Gバイトで通信速度が128kbpsに落ちる)ため、自宅が圏内というならメイン回線として使うのもアリなのかもしれない。

ツーリングにはいい季節ですね

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