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» 2012年10月17日 11時55分 公開

「iPhone 5」のLTEテザリングは都内以外でも快適? 島根と箱根でテストしてみた広田稔のiPhoneでいく(11)(4/4 ページ)

[広田稔,ITmedia]
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予備のインターネット接続手段として持つならiPhone 5で十分

 前回も含めて、ここまでテストしてきて感じたことを箇条書きにしてみた。

iPhone 5(LTE/3G)

  • ◎アップロード/ダウンロードとも安定して通信が速い
  • ○屋内でも電波が入りやすく速度が出やすい
  • △ユーザーの増加に伴って速度が低下する可能性がある
  • ×地方に行くとまだ圏外が目立つ
  • ×月7.5Gバイトの通信量を超えると128kbpsに制限される

HTC J(WiMAX/3G)

  • ◎通信量による通信速度の制限がほぼない
  • ○地方でもつながりやすいエリアの広さ
  • △3Gと通信速度があまり変わらないこともある
  • ×屋内で電波が入りにくい
(※記事初出時、HTC Jのテザリングについて「いくら使っても通信速度が制限されない」と記述していましたが、3Gの場合は直近3日間に300万パケット以上使うと制限されます。おわびして訂正いたします)

 iPhoneで気になるLTEのエリアだが、実は3Gでもテザリングできるため、「どうしてもネットにつなぎたいのに役に立たない」という残念な経験はかなり避けられる。たまに外でインターネットが使いたいという人や、「つながりさえすれば速度は問わない」と保険としてモバイルルーターを持ってる人は、iPhone 5に乗り換えて、手持ちのルーターを解約してもかなり事足りるのではないだろうか。

 一方で、WiMAXを選ぶ理由もまだある。iPhoneは、快適にテザリングできるのが月7.5Gバイトまでという制限があり、筆者のように外で長時間作業することが多く、動画もよく見るという人はHTC Jのテザリングのほうが向いているだろう。Macでテザリングしながら電話で打ち合わせできるという意味でも、電話とモバイルルーターを分けておいたほうが何かと便利だ。

 まとめると、LTEはめちゃくちゃ速くて屋内でもつながりやすく、多くの人のニーズを満たしてくれそうだが、すべての人に最適というわけではなく、今のところヘビーユーザーはWiMAXを選んだほうが便利そう──という感じだ。

 ちなみにiPhoneで7.5Gバイトを超えた場合、2Gバイトごとに2625円を払うことで速度制限を解除できるので、金に糸目をつけないならiPhone 5でガンガン通信する「お大尽コース」もある。ぜひ自分にあった使い方を見極めてほしい。

著者紹介:広田稔

 Mac雑誌の編集者、IT系ニュースサイトの編集記者を経てライターに。アップルとインターネットが専門分野で、初代iPhoneが発表された「Macworld Expo 2007」や、初音ミクの海外初ライブとなる「MIKUNOPOLIS」、ニコニコ動画史上最大のイベント「ニコニコ超会議」などをがっつり取材した。

 近著は「ニコニコ動画めもりある ニコニコ大会議編」(アスキー・メディアワークス)など。個人のTwitterアカウントは「kawauso3」です。


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